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      Jリーグの光景に驚き「韓国では決して当たり前ではない」 対戦相手が繰り返した感謝

       AFCチャンピオンズリーグエリートの第2節が10月1日に行われ、韓国1部の光州FCは1-0で川崎フロンターレに勝利して開幕2連勝を飾った。キャプテンのDFイ・ミンギは、川崎への感謝を口にした。
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       イ・ミンギは「川崎には感謝したい。本当に素晴らしい環境を前日練習から整えてくれました。このスタジアムのピッチ、町、ホテル、ホスピタリティも最高のものでした。私たちのスケジュールは厳しいものでしたが、私たちはプロの選手としてやり遂げなければいけません。この試合の結果も嬉しいものですが、この試合に向けていい準備ができたと思っています」と、コメントした。
       試合後、光州の選手たちは陸上トラックには入らないように、ピッチ内から自分たちのファン・サポーターへ挨拶した。だが、川崎の選手たちがアウェー側のスタンド方向から陸上トラックまで行き、ファン・サポーターに手を振りに行く様子を見ると、看板の裏に行き、より近いところからファンに挨拶をした。そして、その後にイ・ミンギは川崎のサポーターたちにも手を振ったのだった。
       その理由を問われると、イ・ミンギは「試合後も、試合中も驚かされていたんです。私たちはここにアウェーのチームとして来ました。それなのに川崎のファンは、私たちにもポジティブな対応をしてくれて、とても親切でした。アウェーのチームの選手として、心揺さぶられるものでした。韓国では決して当たり前のことではありませんから。すごく私たちへのリスペクトを感じました。これだけ多くのファンの前でプレーできましたし、本当に試合を楽しめましたし、選手として幸せを感じていました。だから感謝の意味で手を振りましたし、すべての人たちに感謝したいです」と、あらためてリスペクトの言葉を続けた。
       前日練習後、光州の選手たちはUvanceとどろきスタジアムの芝の素晴らしさについて感動していたという。改めて、その話を聞くと「私たちのプレースタイルは、パスをつなぐスタイルで、このやり方が大好きです。ただ、韓国ではすべてのピッチで高いクオリティを見せることはできません。ピッチの状況がこれほど良くないからです。でも、このピッチであれば、やってきたことをすべて出せます。だから私たちは昨日の練習の後『自分たちの取り組みが最大限に発揮できるぞ』『自分たちの力を示せる状況が整ったぞ』と喜んでいたんです」と笑顔を見せた。
       これでACL初参戦ながら日本の2クラブを撃破して、グループの首位に立った。「川崎、横浜FMというのは日本だけじゃなくて、アジアでもとても有力な2クラブです。このJリーグの強豪2つに勝てたことは、自分たちの力を証明したことになると思いますし、もちろん今後に向けて自信にもなります」と胸を張った。
       これまでもJリーグでは多くの韓国人選手がプレーしている。光州の選手たちのなかにもJリーグでプレーしたいと思っているような選手はいるのかと聞くと、「いると思う」と、真剣な表情で答えた。「すべての選手が、より大きなクラブ、より良い環境でプレーしたいと思っているでしょう。すでにJリーグがアジアで最大のリーグの一つであることは誰もが知っています。環境も、関わる人も、販売されるグッズなども充実しています。選手として私も、もしキャリアの先にこのリーグでプレーする機会を得られるなら、ぜひプレーしてみたいです。日本でプレーしている韓国人選手たちからも、多くの良い話を聞いていますからね」と言い、白い歯を見せた。
       川崎と横浜FMとの試合で連勝を飾った光州の選手のなかには、Jリーグのクラブの目に留まった選手もいるだろう。近い将来、この日、対戦相手として来日した選手が、Jの選手としてピッチに立つ日も来るかもしれない。


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      J1天王山に表れた強さの根源 1人交代で4つの変化…広島が後半戦に巻き返した理由【コラム】

       J1第32節のサンフレッチェ広島vsFC町田ゼルビアは、いわゆる今季の天王山だった。同勝点同士の頂上決戦。結果は2-0、広島の快勝。後半18分、広島はトルガイ・アルスランに代えて新井直人を投入している。その際、4つのポジションで選手が代わっていた。
       3-4-2-1システムの「2」であるシャドーにいたトルガイがアウト、ここにはボランチの松本泰志が入っている。そして松本のいたボランチには3バックの右だった塩谷司が移動。さらに右ウイングバックだった中野就斗は塩谷がプレーしていたセンターバック(CB)右へ。交代出場の新井が中野のいた右ウイングバックに入っている。
       1つの交代でシャドー、ボランチ、ウイングバック、CBと4つのポジションが新しくなったわけだ。
       この試合でウイングバックとして2アシストした中野はCBとしても優れている。サイドアタッカーとしての速さ、技術だけでなく、CBとしての強さ、高さもあるわけだ。塩谷もボランチ、CBのどちらでもプレーしてきたし、松本もボランチとシャドーのどちらでも重要な選手である。交代したトルガイもボランチとシャドーができる。
       こうして見ると広島の選手のほとんどが2つ以上のポジションをこなせていて、GKを別にすれば専業タイプはCBの荒木隼人とセンターフォワードのゴンサロ・パシエンシアくらい。
       欧州では過密日程が問題になっている。今に始まったことではなく以前からなのだが、日程は緩和されるどころかどんどん過密化していて、UEFA(欧州サッカー連盟)もFIFA(国際サッカー連盟)も問題を承知しながら試合を増やしているだけ。おそらくいずれアジアもそうなると思う。
       3日おきに試合をしなければならないとなると、ターンオーバーしなければ選手が疲弊するし負傷してしまう。実際、欧州ではそうなっている。ただ、現実的に同等の2チームを揃えるのは難しい。そうなると広島のように多くの選手が複数のポジションをこなすことが求められてくるだろう。
       また、単純に1人の交代で4つのポジションで選手を入れ替えることで、チームを変化させる効果もある。
       広島は補強を活用してシーズン中に進化している。一方、優勝争いをしている町田、ヴィッセル神戸は開幕から同じプレースタイルで変化がない。広島が後半戦で巻き返せた理由は変化にある気がする。
       ところで広島vs町田は白熱した良いゲームだったが、つまらないことで話題にもなった。町田がロングスローのために用意したタオルに広島の選手が水をかけて濡らしたという。町田はJリーグに要望書を提出したそうだが、以前に町田はPKの際にボールに水をかけたことで物議を醸していた。どちらも少しでも相手を不利にしようという行為なのだが、ルール上どうかという以前の話だろう。
       サッカーの競技規則は17条しかなく、昔から最も重要なのは第18条と言われてきた。コモンセンス(常識)であり、古い言い方をすると「紳士的」であるかどうか。今は男女あるので「紳士」が「スポーツ」に変わっているけれども、紳士であることが原点である。
       英国紳士が底意地の悪さや汚さを秘めていたとしても、紳士か否かはサッカーの重要なタテマエだった。それからすると、ボールに水をかけるのもタオルを濡らすのもアウトなのだ。紳士的とは言えず、つまりこの競技を行うに値しないということだ。せっかくの好ゲームに水を差すことになった。


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      日本人MFのフリー移籍に「後悔はない」 今季苦戦、古巣専門メディアが言及「最悪のスタート」

       イングランド1部クリスタル・パレスに今夏加入した日本代表MF鎌田大地は、シーズン開幕以降プレミアリーグ6試合ノーゴールとなっている。カップ戦では得点をマークしたものの、18位に沈むチームで苦しむ鎌田に対しイタリアメディアが厳しい指摘を送った。
       オリバー・グラスナー監督が率いるパレスは、ここまで6戦3分3敗とリーグ戦で苦しんでいる。今夏イタリア1部ラツィオから加入した鎌田もトップ下、ボランチと起用ポジションを入れ替えながら適応の最中だ。
       カラバオカップでは2試合1ゴール2アシストと結果を残す鎌田だが、イタリアメディアは日本人の活躍を“不十分”だと捉えているようだ。ラツィオ専門メディア「LAZIONEWS24」は「鎌田は今季最悪のスタート」と題してプレミア挑戦に言及。「元ラツィオ選手はクリスタル・パレスを納得させることができていない」と厳しい評価をしている。
      「この日本人MFは、まだイングランドで一度もインパクトを残せていない。クリスタル・パレスに移籍したが、ここまでの成績は輝かしいものとは言い難い。実際、プレミアリーグで最下位から3番目で、鎌田のパフォーマンスはファンの期待に応えていない」
       鎌田は、古巣ラツィオを出る際に残留交渉“決裂”が報じられるなど、退団時クラブとの関係性は円満ではなかった。その背景もあり「ラツィオのスポーツディレクター(SD)アンジェロ・ファビアーニ氏が日本人側の条件で鎌田大地との契約を更新しないことを望んだのは正しかった。ラツィオには後悔はない」と、同メディアは辛辣な言葉を綴っていた。
       パレスではドイツ1部フランクフルト時代に共闘したグラスナー監督の下でプレーする鎌田。イングランド移籍の成功を示すためにも、ここからのさらなる奮起に期待が懸かる。


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      フォロワー121万人…スーパースターがなぜ山口へ? 「J2でもJ3でも」導いた日本への思い【インタビュー】

       東南アジアを代表するスーパースターの海外初挑戦に、大きな注目が集まっている。今年7月1日、レノファ山口FCはBGパトゥム・ユナイテッドFCからMFサーラット・ユーイェンを期限付き移籍で獲得。タイ代表で主力を担う32歳は、なぜJ2を新たな舞台に選んだのだろうか。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全2回の1回目)

         ◇   ◇   ◇   
       タイ代表では国際Aマッチ83試合に出場。北海道コンサドーレ札幌や川崎フロンターレで活躍したチャナティップ・ソングラシン(BGパトゥム)、ヴィッセル神戸や横浜F・マリノスでプレーしたティーラトン・ブンマタン(ブリーラム)らに並ぶ人気選手の1人だ。BGパトゥムではキャプテンも務めていた。
       インスタグラムのフォロワー数は121.6万人を誇り、これは元日本代表MF本田圭佑をも上回る数字だ。山口の公式インスタグラムが2.6万人ということを考えると、影響力の大きさが分かる。そんなスターの突然の移籍は母国で驚きをもって伝えられたが、本人は「今回のチャレンジは嬉しいと思っているんです」と語る。
       32歳という年齢的にも、海外挑戦には最後かもしれないチャンス。BGパトゥムで築いた地位を捨て、「J2でもJ3でもどのチームでも」と日本への移籍を熱望していた。そんななか、2022年にBGパトゥムでコーチを務めた経験を持つ志垣良監督が率いる山口からオファーを受け、念願の移籍が叶ったという経緯だ。
       そんなサーラットが、日本への思いを強くしたきっかけがある。ムアントン・ユナイテッドFC時代の2018年1月30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場を決める東地区プレーオフで柏レイソルと対戦。FWクリスティアーノが2ゴール、FW伊東純也(現スタッド・ランス)が1ゴール2アシストの活躍で0-3の完敗を喫し衝撃を受けた。
      「それがきっかけで少しずつ日本のサッカーを学んできて、日本の強さなどを見てきたんです」。その後は、チャナティップらが日本で実力を示し、サーラットにもJリーグから話があったという。しかし、実現には至っていなかった。
      「ただ、その時に自分の怪我があって、1年半ぐらいのリハビリをしないといけなくなり、行けなくなってしまったんです。だから今回チャンスがあって、自分もずっと海外でプレーしたいと思っていたんです」
       加入から約1か月半が経過し、8月17日に行われたJ2リーグ第27節の藤枝MYFC戦でデビュー。同21日の天皇杯4回戦・サガン鳥栖戦では先発出場も飾った。卓越した足元の技術と広い視野からのパスは光ったが、守備の面では徐々に適応している最中だ。若手とともに汗を流すタイの名手が、残り試合で輝きを放つだろうか。
      [プロフィール]サーラット・ユーイェン/1992年5月30日生まれ。タイ出身。ムアントンU―プーケット(期限付き)―ナコーンラーチャシーマー(期限付き)―BGパトゥム。タイ代表83試合6得点。今年1月1日に国立競技場で行われた日本代表戦にも出場した。ニックネームは「タン」。来日して1番好きな食べ物は「焼肉」。


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      中田英寿は「大発見だった」 時代の先駆者…元クラブ幹部が感動した「真のプロ」姿【インタビュー】

       元日本代表MF中田英寿氏が在籍したイタリアのペルージャで名物会長として知られたルチアーノ・ガウチ氏の息子であるリッカルド・ガウチ氏は、かつてペルージャの幹部としてクラブを支え、現在はASDアッシジ・カルチョの会長を務めている。そんなリッカルド・ガウチ氏を直撃取材。古巣ペルージャや中田氏について語り、「中田はクラブにとって、とても重要な人物だったんだ」と明かしている。(取材=倉石千種)
         ◇   ◇   ◇   
       ペルージャ(現在セリエC=イタリア3部)は変わるべき時が来たのだと思うよ(2012年から会長を務めたイタリア人のマッシミリアーノ・サントパードレ氏に代わり、24年9月からアルゼンチン出身のハビエル・ファローニ氏が会長就任)。これまでどこか重たい空気があったから、サポーターやペルージャの人々のためにも、新鮮な空気が必要だったと思う。
       中田英寿がいたセリエA時代のペルージャ(1998年~2000年在籍)と今とでは、まったくチーム状況が違うね。経済的にもサッカーを取り巻く環境は大きく変わった。テレビ放映権の影響もあり、経営のバランスは非常に難しかった。ユベントス、インテル、ACミランなどのビッグクラブは、ペルージャのような小さなクラブの10倍や15倍も収入を得ていた。中田英寿のようにまだ知られていない優秀な選手を探し出し、価値を高めることで当時のペルージャは成功していた。今はサッカークラブが多国籍経営になり様変わりしたと思う。
       今振り返っても、中田は大発見だったよ。非常に能力の高い選手だったし、普通という枠に収まる選手ではなかった。
       今でこそクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)やパウロ・ディバラ(ASローマ)のような超一流のビッグネームは、自分たちのサイトを持ったり、SNSで自ら直接ファンに語ることが当たり前の時代になった。そうした情報発信の点においても、中田は時代の先駆者だった。
       中田は世界トップレベルの技術があっただけではなく、肉体や食事のケアにも細心の注意を払い、どの選手よりも常に30分や1時間早く来て準備し、最後にピッチをあとにするような徹底ぶりだった。そうした姿勢に私は感動したし、まさに真のプロだった。クラブにとって、とても重要な人物だったんだ。


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