
「ゴールに行くまでの流れが非常に良くて、(徳村)楓大がおそらくファウルを受けてくれて、それですごくいい形で運んできたなかで、(昌子)源や(下田)北斗、(藤尾)翔太もいい形で運んできてくれた結果、自分がフットサルのようなトラップ、足の裏をうまく使って決められて良かったなと思います」
後半9分、MF白崎凌兵から下田、藤尾とテンポよくパスがつながる。さらには、最終ラインからオーバーラップしてきたのは昌子。右サイドを抉ってクロスを上げると、エリキが右足でトラップする。3人に囲まれてスペースがないなか、元ブラジル代表FWロマーリオを彷彿とさせる足裏で運び、右足で決めた。
「ロマーリオと言ってくださると、本当に鳥肌が立ちます。1994年のワールドカップで(ブラジル代表が)優勝(1994年7月17日)してから、私はその翌日に生まれた(1994年7月18日生まれ)んですから」
元々、幼少期にサッカーと並行してフットサルもプレーしていたというエリキ。「それが今のサッカーキャリアに、すごくプラスになっているなと思います」。まさにエリキにしか決められない、そのようなシーンが訪れたのだった。
「なので、ああいう瞬間というのは、本当にもう目を常に輝かせながら、隙なく待ち構えています。あの瞬間というのは、ロマーリオもよく使っていたフットサルのような、足の裏でしっかり運んで決められて良かったなと思います」
そんなエリキの活躍を支えているのは、家族の存在だ。「奥さんが非常にいいサポートをしてくださっています。栄養のバランスのとれた食事もしっかり作ってくれます」。疲労回復のための機材を自ら購入するなどケアに気を遣っており、「まだまだ8年以上はやりたいので」と40歳での現役も見据えている。
得点ランキングトップまで3点差の6ゴールと結果を残すが、ここまでフル出場は意外にも1試合のみ。「もちろん仲間をリスペクトした上ですけど、常にピッチに立ちたいです。少しでも長い時間、出させていただきたいなと思っています」とギラギラしている。この貪欲さが、ストライカーたる所以だろうか。
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