
魂の大逆転劇が起こる舞台を、試合前からつくっていたのは指揮官だったのかもしれない。3点差以上をつけて勝たなければ逆転での決勝進出が不可能となる一戦を前にピッチに現れた指揮官は、何度も何度もサポーターに向かって両腕を下から上に振り上げ、「¡Vamos a la final!(決勝へ行くぞ!)」と叫びながら煽り、チームとともに戦うことを求めた。
そしてホームの圧倒的なサポートに後押しされた柏は、前半4分に先制点を許して4点を奪わなければいけない状況で、そのミッションを成し遂げる。後半32分までに3点を挙げて2試合合計スコアを4-4とすると、最後はFW細谷真大が後半AT2分にこの試合2点目となるゴールを決めて4-1で勝利、2試合合計5-4で5年ぶりの決勝進出を決めた。
リカルド監督は2日前の取材で「歴史に残る大逆転劇をしようじゃないか」と話し、それが実現する結果となった。逆転勝利の試合後には「多くのサポーターの方々の記憶に残る素晴らしい逆転勝利できたこと、とても嬉しく思っています」と喜びを言葉にした。
ファン・サポーターからも「現地は沸騰しただろうな」「監督が鼓舞するのも盛り上がるだろな」「最高の監督!」「サポーターからしたら最高だろう」「素晴らしい戦術家であると同時に、サポーターにも火をつけるモチベーターって、監督として完璧じゃないか」「本当に良い監督。 戦術面はもちろん、何よりモチベーターとして素晴らしい」「戦術を超えて、心を動かせる監督」「試合前にサポーターを煽る監督なんて見たことない」「こんな監督、見たことある?」「すげー監督だなっ」「戦術家と思いきや、かなりのモチベーターなのめっちゃいい!」と言ったコメントが寄せられ、歴史的な逆転勝利を演出した指揮官に熱視線が注がれていた。
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