イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、昨季先発出場の機会が限られていたことから移籍の噂が絶えない。しかし、現地メディアは「無形のリーダーシップと守備の回復力を提供できる」と日本代表キャプテンの“現在地”について報じていた。
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 ユルゲン・クロップ前監督体制ではレギュラーポジションを掴んだ遠藤だが、昨季就任のアルネ・スロット監督の下ではベンチスタートが増えた。プレミアリーグでは20試合に出場したが、先発起用は1試合にとどまった。
 それでも、特にシーズン終盤はリードを守る展開の起用で試合を締める“クローザー”としての活躍が高く評価された。怪我人続出の影響からサイドバックやセンターバックとしてもプレーするなど5季ぶりのリーグ制覇を支えた。
 若手の台頭や新戦力獲得の動きから遠藤の退団を予想する現地のメディアも多いなか、リバプール専門サイト「Rush the Kop」は「遠藤航はここに残る。では、次に待っているものは何か?」と32歳の立ち位置と来季の展望について特集。今季に引き続き出場機会は限られると予想しつつも、「この日本代表は信頼できるオプション」「MFからDFまでさまざまな役割をこなせる多才な能力を持ち、遠藤の貢献は勝利のシンボルになっている」と重要な戦力であることを強調していた。
 スロット監督は遠藤に比べてより縦への推進力を持つオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを優先的に起用。アンカーのポジションに攻撃的な要素も備える選手を求めているのは明らかだった。記事でも「スロットはより若く、よりダイナミックな選手たちで長期的な中盤のコアを構築しようとしている」と指摘されたが、それと同時に「遠藤が先発起用される機会は少なくなったが、プロ意識、リーダーシップ、試合終盤のクラッチ役としての貢献には価値がある」と評価もされている。
 ベンチを温める時間が長くても不満を示すことなくチームのために全力を尽くす遠藤の姿勢はスロット監督も高く評価するところ。「たとえ出場時間は短くとも、無形のリーダーシップと守備の回復力を提供できる」と来季も重要な戦力になることが期待されていた。


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