ヴィッセル神戸FW宮代大聖が7月2日、未消化分のJ1リーグ第5節サンフレッチェ広島戦(1-0)で決勝点を演出した。5位の相手を倒して、3位に浮上。首位鹿島とは勝ち点1差につけ、目指す3連覇へのし上がってきた。昨季MVPのFW武藤嘉紀らベテラン勢を負傷で欠くなか、7ゴールで牽引する宮代は後半21分にファーサイドに位置するFW佐々木大樹へピンポイントのふわりとしたパスを供給。「動きが分かりやすくて目も合った」と抜群の連係で得点を生み出しチームを救った。3日に発表されるE-1選手権への日本代表メンバーへ胸中も明かした。
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 ライバルを倒した。高温多湿の神戸でもアグレッシブに攻め立てる広島に序盤は苦戦。それでも、勝ち点3を諦めなかった。前半を0-0で折り返すと、後半から修正。徐々にギアを上げてくる中で、同21分チャンスを仕留めた。
 自陣からパスを繋いで左サイドの宮代へ。宮代は一瞬で狙いを定めてファーサイドに構える佐々木へ絶妙パスを繋いだ。佐々木はFWエリキへ出し、最後は助っ人FWが頭で押し込んだ。待望の先制点。この貴重な1点を守り切った。
「もっと自分が点をとってチームを楽にしたいという思いはありましたけど、チーム全体として集中力切らさず、最後まで戦い抜けたかな、と。ボックス内手前にいるときは大樹くんの動きを意識して見ていた。動きは分かりやすかったですし、目も合った。こういう関係性は続けていかないと」
 25歳の宮代と佐々木。武藤やFW大迫勇也らベテラン勢が負傷離脱で苦しむ中、“若手2枚看板”として牽引する。シーズン序盤は中位以下に低迷して苦しんだが、徐々に勝ち点を重ねて3位に浮上。2連覇中の王者として意地を見せた。
 背番号9にとってもうひと勝負ある。3日は7日に開幕するE-1選手権の日本代表メンバー発表。「僕が選ぶことじゃない。でも、今までのプレーを見て選んでくれたら嬉しい。選ばれたら頑張りますし、まだまだ試合もあるのでしっかりリカバーして次に備えたいです」。冷静に前を見つめた宮代。その時を期して待つ。


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