名古屋グランパスは5月3日、J1リーグ第14節で清水エスパルスと対戦し、3-0で勝利を収めた。試合後の取材対応で名古屋の選手たちは、いつも勢いが落ちる後半に加勢できた要因について語った。
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 名古屋は鹿島アントラーズ戦(0-1)、柏レイソル戦(1-2)と連敗を喫した状況で清水との国立決戦に臨んだ。序盤こそ清水に押されたものの、徐々に名古屋がボールを握る展開が続くと前半36分、MF内田宅哉のクロスをMF稲垣祥が頭で合わせ先制点を奪った。
 後半に入りFW山岸裕也、MF中山克広を投入すると同3分、右サイドからのクロスのこぼれ球をMF和泉竜司が蹴り込んで追加点を奪った。さらにその2分後、自陣からのビルドアップでプレスを回避すると、最後はMF椎橋慧也が冷静に左足で流し込んだ。
 名古屋は今季、前半いい戦いをしても後半には修正され流れを渡し、逆転されるなど、課題が浮き彫りになることが多々あった。そんななかで椎橋は「今年は内容良くて結果が伴わない試合が続いてて、しっかり集中して入ろうっていうのと、あとは先制点取るっていうのと、あとはもう後半の入りですね。もう1回相手を押し込むぐらい行くっていうのが、今日は全部できてたかなと思います」と隙のない試合運びができたと振り返った。
「後半は(山岸)祐也くんのとこで収まって、フレッシュな選手がああいう形で動いてくれたんで、こちらも助かりました。ここ数試合先制点取れてるなかで、後ろに重くなったりとかちょっとした隙で一点取られてたので、拮抗した状態をもっと僕らが声かけて気持ちよくやれるようには集中してやれてました。それこそ後半で祐也君が起点を作ってくれてたり、守備が本当今日は集中してやられてたかなって思います」と、いつもは相手に巻き返されるなかでも、今日は自分たちから選手を変えて動き、試合をそのまま支配できたと明かした。
 名古屋は依然として失点数はリーグワーストのなかで、清水戦では先月2日の横浜F・マリノス戦(2-0)以来2度目のクリーンシートで終えることができた。
 椎橋は「押し込まれた後半30分ぐらいかな。あの時間帯もしっかり前線から押し出して、きつい時間帯もあったんですけど、ピサノものびのび自信持ってやってくれたし、あとは後ろも跳ね返してくれたんで。僕らも出どころを潰すっていうと、あと一番は乾選手から始まるカウンターを封じるってところはは抑えられたんで、そこが終始ゲーム(の主導権を)握れた原因かなと思います」と試合前からの分析通りで試合を運べたと語った。
 この試合で先制点をクロスからアシストし、さらに2点目、3点目と全得点に絡んだ内田も「ここ数試合、やっぱり後半もしっかり立ち上がりからやっていこうっていうのは口では言えてたんですけど、実際にはそれを体現できてなかったので、そういった意味では今日は後半の入りから結構前からどんどん押し込んでっていうのができたので、ああいう展開になったんじゃないかなというふうに思います」とこれまでとは違って実際に遂行できた要因を挙げた。
「最後の方ちょっとペースが落ちて、なかなかはまんない場面もありましたけど、しっかりDFラインでうまく吸収してっていう場面もできましたし、後半の入りだったり、前半は結構もう前からはめに行くっていう形が取れてたので、それが名古屋の良さであったりもするので、それをどのチームでもできれば、いい流れができるんじゃないかなって思います」。いつもとは違った采配、流れでつかみ取った今季3勝目の白星。いまだ下位に沈むが暫定ながら降格圏を脱したなか、ここから巻き返しとなるか注目だ。


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