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今季J1リーグ第9節を終えて、5位と好位置につけるのが柏レイソルだ。リカルド・ロドリゲス新監督の下、パスサッカーを展開し、リーグに旋風を起こしている。そのなかでボランチで全9試合にフル出場しているのが、大卒2年目の熊坂だ。
「大きいけど、足元があって、(元スペイン代表MFセルヒオ・)ブスケツみたいで、いい選手だなとは開幕から注目していました。リカルド・ロドリゲス監督はつなぐサッカーを好みますし、まだ2年目ですけど、信頼されているなと感じますね」
日本代表の森保一監督が視察した、4月6日のJ1リーグ第9節・ガンバ大阪との一戦でも、DFラインからボールを引き出し、相手2人に囲まれながらも恐れずにターン。攻撃につなげる場面があった。後半20分には熊坂の縦パスが起点となり、最後はMF小泉佳穂の決勝点が生まれた。
「ボランチには180センチ手前ぐらいの選手が多い中、ボールを受けられて、身長もあるから跳ね返せて。身長が高くてダイナミックな選手はいますけど、ここまで技術があるのは日本には少ないタイプですよね」
今年は7月に東アジアE-1アジア選手権が韓国で開催される。インターナショナルウィンドウではないため、国内組が中心の編成となるとみられる。森保監督も高く評価しており、選ばれる可能性は十分ある。選ばれた場合、アジアとはいえ、海外の選手相手にどれぐらい強度(インテンシティー)高くプレーできるかが、鍵となりそうだ。
「やっぱり今は全部できなきゃいけないですからね。ボールを捌けて、しっかり潰せて。まだ2年目ですし、これからが楽しみですよね」
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掲載元:FOOTBALL ZONE/フットボールゾーンFOOTBALL ZONE/フットボールゾーン
URL:https://www.football-zone.net/archives/588024