
藤田は東京ヴェルディ、徳島ヴォルティス、横浜F・マリノスを経て、23年夏にシント=トロイデンへ完全移籍を果たした。昨夏行われたパリ五輪ではU-23日本代表の主将としてチームを牽引。昨年10月シリーズでは22年のE-1選手権以来となる2度目の招集となった。
今回は3回目の招集となったが、森保ジャパンでは遠藤と守田のダブルボランチが絶対的なスタメンとなっている。その状況について「やっぱり日常の違いもあると思います」と触れ、「(遠藤)航くんと比べたら強度のところは、自分はベルギーリーグで戦えるけど、プレミアリーグに行ったら戦えるかっていうと、わかんないところもあります。守田くんと比べてもやっぱり技術の高さだったりっていうのも、すごい持ってるとは思うので、そういったところもまだ足らない部分であるのかなと思います」と、2人との差を指摘した。
それでも「悔しい気持ちも持ちつつ、チャンスが回ってきたら自分のプレーをしっかり見せようといい準備をするだけ。(招集が)3回目ですけど、まだまだ崖っぷちというかギリギリみたいなところがあると思うので、自分の力をしっかり見せたいですし、その中でもチームの勝利を優先しながら、自分の色を練習から出していきたなと思います」と力強く語った。
所属しているシント=トロイデンは今季リーグ戦のレギュラーシーズンでは14位と低迷し、降格プレーオフに回ることとなった。その中で藤田は主力としてチームを牽引したが、「難しいシーズンですけど、自分自身のパフォーマンスで見たら本当に良くなったと思いますし、まだまだ成長を感じられるシーズンだったので、個人に目を向けたところでは自信を持って戦えたシーズンだった」と振り返った。23歳の若武者が鉄板のボランチコンビの間に割って入れるのか、田中碧を含めて熾烈なポジション争いが待ち受けている。
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