ヴィッセル神戸はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で光州FC(韓国)に0-3で屈し、合計スコア2-3でラウンド16での敗退が決まった。3月12日に行われたアウェーでの第2戦、J1王者を撃破させたのがアルバニア代表FWヤシル・アサニの一振りだった。精度、威力とも文句なしの一撃に、日本のファンからも思わず「まさに規格外」と驚きの声が上がった。
 神戸はホームでの第1戦で2-0と先勝。アドバンテージを得てアウェーでの第2戦に臨んだが、前半18分にフリーキックから失点。後半40分には痛恨のPK献上で2失点目を許し、合計スコアで追いつかれる。互いに譲らず延長戦へ突入すると、PK戦にもつれ込むかと思われた同後半13分、驚愕の一撃が神戸ゴールに吸い込まれた。
 光州が神戸ゴール前へ攻め込んだなか、ゴールまでおよそ20メートル付近のピッチ中央でボールを受けたアサニが、左足を一閃。ゴール左上隅へ飛んだスーパーシュートが土壇場で決まり、神戸に引導を渡した。特大なインパクトを放ったこの決勝ゴールには、日本のファンから「まさに規格外」「これはワールドクラス」「理不尽な一振り」などと、SNS上には脱帽の声が多く寄せられていた。
 29歳のアサニは、ACLEで度々Jリーグ勢に牙を剥いてきた左利きのウイングプレーヤーとして知られる。昨年9月のリーグステージ第1節では横浜F・マリノス戦(7-3)で強烈なミドルシュートを含むハットトリックをマーク。第2節の川崎フロンターレ戦(1-0)でも決勝点を挙げるなど、日本のファンにその活躍ぶりを印象付けてきた。
 昨年12月にはJクラブの獲得が噂されるなど、その実力に注目が集まっていたなかで、神戸を相手にまたも躍動してみせた。


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