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「J1やったら柏レイソル……と言いたいけど、安定して戦ってくる町田かな。結局、何があろうと底力があるチーム」
柿谷氏が挙げたのはFC町田ゼルビア。昨季、初昇格で旋風を巻き起こし、J1の1年目は3位でフィニッシュ。今季は黒田剛監督のもとで3年目を迎える。ここまで5試合を終えて3勝2敗の町田だが、柿谷氏は「黒田さんの哲学をピッチ上で表現しないとピッチに立てないと思わせている監督。中途半端に試合に出ている人がいない」と統一されている“プロ意識”に注目した。
「けが人もいてアクシデントもあったけど先で良かった。対応しながらシーズンを進んでいった方がいい。好調なチームはアクシデントが続いた時にどうなるか分からないところもある」
昨季はチームの中心となるGK谷晃生やDF昌子源らの日本代表経験者が序盤から牽引し、DF中山雄太やMF相馬勇紀らを補強。今年はMF西村拓真やDF岡村大八らが加入した。そのなかで、柿谷氏はFWオ・セフンやFWナ・サンホら韓国人選手がカギを握ると指摘した。
「日本代表クラスがいっぱいいるけど、韓国人選手もいい。人に対して厳しくいけるし、日本と韓国はライバル関係やけど、チームになれば力強さを補ってくれて、活性化させてくれる。これは黒田さんが狙ってやっていることやと思う」
日本代表クラスでは名古屋グランパス時代にチームメイトだった相馬は開幕戦でゴールを記録し、古巣・名古屋戦ではアシストをマーク。ポルトガル1部カーザ・ピアから昨季途中に加入し、好調を維持している“後輩”については「監督の指示を100%こなせる貴重な選手。監督の指揮を置き換えてプレーしない。これまではその通りやり過ぎている部分があったけど、代表や海外でやって選択肢が絞られてきている。前田大然くんもそうやけど、迷いがないと止められない。攻守にわたって変われた」と成長を喜んだ。
J1で2年目に突入した町田。今季も注目チームの1つだ。
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