サウジアラビアサッカー連盟は現地10月21日、同国代表のロベルト・マンチーニ監督を解任したと発表した。昨年8月にイタリア代表監督を突如として辞任し、直後にサウジアラビア代表監督に就任。しかし、10月10日の北中米W杯アジア最終予選では、ホームで日本に0-2で敗れるなど苦戦が続いていた。海外メディアではマンチーニ監督の“退職金”について報じている。
 2004-05シーズンから率いたインテルではセリエAを3連覇。マンチェスター・シティでは2011-12シーズンに44年ぶりのリーグ優勝を果たした。EURO2020ではイタリア代表を53年ぶりの優勝に導いたが、辞任に批判が集まっていた。現地メディアによると、年俸2500万ユーロ(約40億円)と伝えられていた。
 しかし、今年1月のアジアカップでは韓国にPK戦の末に敗れ、ベスト16で敗退。日本と同じグループCに入った最終予選では、初戦でインドネシアと1-1で引き分け、第2節では中国に2-1で辛勝と低調なスタートを切った。さらには日本にホームで史上初の黒星を喫すると、バーレーンとも1-1で引き分けていた。
 モンテネグロメディア「Vijesti」は「イタリア人の契約では、契約終了時に年間2500~3000万ユーロ(約41~50億円)を受け取る権利がある」と報道。莫大な“退職金”を伝えた。
 サウジアラビアは11月14日にアジア最終予選でグループ2位のオーストラリアと大一番を迎える。


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