フランス1部モナコは9月28日に行われたリーグ・アン第6節のモンペリエ戦に2-1で勝利し、リーグ戦3連勝を飾った。この試合はモナコのクラブ100周年記念マッチというメモリアルマッチだったが、チームの中心選手である日本代表MF南野拓実はベンチからも外れていた。アドルフ・ヒュッター監督は試合後の会見でその理由を問われて説明している。海外メディア「One Football」が報じた。
 昨シーズンのクラブMVPでもある南野は、今シーズンも中心選手として活躍を続けており、ここまで公式戦6試合に出場して1得点1アシストを記録していた。モンペリエ戦では今シーズン公式戦を初めて欠場することになったが、負傷が理由ではないようだ。
 南野不在の一戦で先制を許したモナコだったが、FWフォラリン・バログンの同点ゴールで追いつくと、後半アディショナルタイム8分にはMFラミン・カマラが決勝ゴールを決め、劇的な形で2-1の勝利を収めた。試合後、ヒュッター監督は南野の欠場が、中3日で行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・ザグレブ戦に向けた温存だったと明かした。
 ヒュッター監督は「私はチームに対して、彼らを守る必要があると話した。私たちはザグレブ戦、レンヌ戦と重要な試合を控えている。もちろんタクミは次の試合にはスカッドに戻ってくることになる。私はローテーションをたくさんする。(日本代表でもある)タキは日本への移動も多くこなすからね。彼は重要な選手だし、水曜日はプレーできるだろう。今日、彼はスグトゥ・マガッサと同じように欠場した。だが、私たちはすべての試合でローテーションをしようと思っているし、誰もがチーム内で重要な存在だと思えるようにしていきたい」と、南野の欠場について説明した。
 南野がリーグ戦を欠場したのは、日本代表の一員として今年のアジアカップに出場したとき以来のこと。休養を与えられて万全の状態でCLのザグレブ戦に臨むことになるだろうが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。


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