イングランド1部リバプールはユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任し、アルネ・スロット新監督が就任する。それに伴い、中盤の補強も囁かれるなか、イタリア1部アタランタのブラジル代表MFエデルソン獲得の噂が過熱。英紙「リバプール・エコー」も、「エデルソン獲得後のアルネ・スロット監督の夢のリバプール中盤の選択肢」と取り上げている。
 リバプールは昨夏にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤のベテラン選手を一挙に放出し、その代わりに遠藤やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを獲得して中盤の顔ぶれを一新した。
 移籍金1600万ポンド(約32億円)で加入した遠藤は公式戦43試合に出場して事前の予想を覆す活躍で大きく評価を高めたが、31歳という年齢もあり、このポジションの長期的なオプションではないという見方が多い。
 リバプールはイタリア1部アタランタに所属する24歳のブラジル代表MFエデルソンと移籍合意に至ったと一部で報じられたが、正式オファーはまだ出されていないとの説もあり、情報は錯綜中だ。そのなかで、地元紙「リバプール・エコー」は、「エデルソン獲得後のアルネ・スロット監督の夢のリバプール中盤の選択肢」と中盤の陣容に注目している。
「ファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソン、ナビ・ケイタ、ジェームズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド・チェンバレンが12か月前にアンフィールドを去った。これを受けて、リバプールはライアン・フラーフェンベルフ、遠藤航、アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライの獲得に動いた。この4選手はいずれも、来シーズン、スロット新監督の中盤でレギュラーを張れると確信している。ハーベイ・エリオットとカーティス・ジョーンズもまた、クロップ監督時代にレギュラーとして試合に出場していたため、同じような考えを持っているだろう」
 記事では、エデルソンについても言及。「エデルソンは6番として、あるいはより高い位置のポジションで、さまざまな役割をこなすことができる。レッズが今夏にこのブラジル人をアンフィールドに呼び寄せるなら、この万能性はスロット監督にうってつけだろう。シーズン終盤の数週間は、エデルソンが6番を任されることが多かった。リバプールは今シーズン、遠藤とマック・アリスターを交互に起用し、12か月前には移籍の噂が絶えなかったポジションだった。もしエデルソン獲得の噂が事実であれば、リバプールにとってエデルソンは長期的な守備的MFのオプションとなるだろう」と触れており、正式獲得となれば、遠藤の強力なライバルとなりそうだ。


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