
バルセロナは2014年4月、18歳未満の選手獲得・登録に関する規定に違反したとして、以降2回の移籍市場での選手移籍を禁止する処分をFIFAから下された。それに伴いFW久保建英含め、規定に抵触していたとされる18歳以下の選手たちが、バルセロナの下部組織を後にしている。
バルセロナに才能を見込まれた彼らは、現在どうしているのだろうか。そこには、厳しい現実が待ち受けていた。久保以外は全員が18歳になったが、バルセロナ復帰を果たした選手は0人。チームを見つけられず、無所属になっている選手が2人存在している。
『マルカ』は、当時のバルセロナ下部組織で最も注目を浴びていたMFイ・スンウがイタリア2部のヴェローナに在籍と、トップレベルに到達できていないことに注目する。また唯一成功を収めた選手としては、アヤックスでプレーし、カメルーンのフル代表にも選出されているGKアンドレ・オナナを挙げた。
久保は来年6月に国際移籍が可能となる18歳に達するが、どのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。バルセロナ下部組織を離れた選手たちの現状は、以下の通り。
GKアンドレ・オナナ(カメルーン、22歳)
→アヤックス(オランダ)
DFチャン・ギョリ(韓国、20歳)
→ 浦項スティーラース(韓国)
FWマキシ・ロロン(アルゼンチン、23歳)
→無所属
FWイアン・ポベダ(イングランド、18歳)
→マンチェスターC下部組織(イングランド)
FWパトリス・ソウシア(カメルーン、19歳)
→無所属
FWボビー・アデカニェ(ナイジェリア、19歳)
→リバプール下部組織(イングランド)
FWテオ・チェンドリ(フランス、21歳)
→ナンシー下部組織(フランス)
MFペク・スンホ(韓国、21歳)
→ジローナ下部組織(スペイン)
MFイ・スンウ(韓国、20歳)
→ヴェローナ(イタリア)
FW久保建英(日本、17歳)
→横浜F・マリノス(FC東京からのレンタル)
掲載元:「サッカー」の最新ニュース - SANSPO.COM(サンスポ・コム)
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