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      日本人MFのフリー移籍に「後悔はない」 今季苦戦、古巣専門メディアが言及「最悪のスタート」

       イングランド1部クリスタル・パレスに今夏加入した日本代表MF鎌田大地は、シーズン開幕以降プレミアリーグ6試合ノーゴールとなっている。カップ戦では得点をマークしたものの、18位に沈むチームで苦しむ鎌田に対しイタリアメディアが厳しい指摘を送った。
       オリバー・グラスナー監督が率いるパレスは、ここまで6戦3分3敗とリーグ戦で苦しんでいる。今夏イタリア1部ラツィオから加入した鎌田もトップ下、ボランチと起用ポジションを入れ替えながら適応の最中だ。
       カラバオカップでは2試合1ゴール2アシストと結果を残す鎌田だが、イタリアメディアは日本人の活躍を“不十分”だと捉えているようだ。ラツィオ専門メディア「LAZIONEWS24」は「鎌田は今季最悪のスタート」と題してプレミア挑戦に言及。「元ラツィオ選手はクリスタル・パレスを納得させることができていない」と厳しい評価をしている。
      「この日本人MFは、まだイングランドで一度もインパクトを残せていない。クリスタル・パレスに移籍したが、ここまでの成績は輝かしいものとは言い難い。実際、プレミアリーグで最下位から3番目で、鎌田のパフォーマンスはファンの期待に応えていない」
       鎌田は、古巣ラツィオを出る際に残留交渉“決裂”が報じられるなど、退団時クラブとの関係性は円満ではなかった。その背景もあり「ラツィオのスポーツディレクター(SD)アンジェロ・ファビアーニ氏が日本人側の条件で鎌田大地との契約を更新しないことを望んだのは正しかった。ラツィオには後悔はない」と、同メディアは辛辣な言葉を綴っていた。
       パレスではドイツ1部フランクフルト時代に共闘したグラスナー監督の下でプレーする鎌田。イングランド移籍の成功を示すためにも、ここからのさらなる奮起に期待が懸かる。


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      掲載元:FOOTBALL ZONE/フットボールゾーンFOOTBALL ZONE/フットボールゾーン
      URL:https://www.football-zone.net/archives/560877

      フォロワー121万人…スーパースターがなぜ山口へ? 「J2でもJ3でも」導いた日本への思い【インタビュー】

       東南アジアを代表するスーパースターの海外初挑戦に、大きな注目が集まっている。今年7月1日、レノファ山口FCはBGパトゥム・ユナイテッドFCからMFサーラット・ユーイェンを期限付き移籍で獲得。タイ代表で主力を担う32歳は、なぜJ2を新たな舞台に選んだのだろうか。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全2回の1回目)

         ◇   ◇   ◇   
       タイ代表では国際Aマッチ83試合に出場。北海道コンサドーレ札幌や川崎フロンターレで活躍したチャナティップ・ソングラシン(BGパトゥム)、ヴィッセル神戸や横浜F・マリノスでプレーしたティーラトン・ブンマタン(ブリーラム)らに並ぶ人気選手の1人だ。BGパトゥムではキャプテンも務めていた。
       インスタグラムのフォロワー数は121.6万人を誇り、これは元日本代表MF本田圭佑をも上回る数字だ。山口の公式インスタグラムが2.6万人ということを考えると、影響力の大きさが分かる。そんなスターの突然の移籍は母国で驚きをもって伝えられたが、本人は「今回のチャレンジは嬉しいと思っているんです」と語る。
       32歳という年齢的にも、海外挑戦には最後かもしれないチャンス。BGパトゥムで築いた地位を捨て、「J2でもJ3でもどのチームでも」と日本への移籍を熱望していた。そんななか、2022年にBGパトゥムでコーチを務めた経験を持つ志垣良監督が率いる山口からオファーを受け、念願の移籍が叶ったという経緯だ。
       そんなサーラットが、日本への思いを強くしたきっかけがある。ムアントン・ユナイテッドFC時代の2018年1月30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場を決める東地区プレーオフで柏レイソルと対戦。FWクリスティアーノが2ゴール、FW伊東純也(現スタッド・ランス)が1ゴール2アシストの活躍で0-3の完敗を喫し衝撃を受けた。
      「それがきっかけで少しずつ日本のサッカーを学んできて、日本の強さなどを見てきたんです」。その後は、チャナティップらが日本で実力を示し、サーラットにもJリーグから話があったという。しかし、実現には至っていなかった。
      「ただ、その時に自分の怪我があって、1年半ぐらいのリハビリをしないといけなくなり、行けなくなってしまったんです。だから今回チャンスがあって、自分もずっと海外でプレーしたいと思っていたんです」
       加入から約1か月半が経過し、8月17日に行われたJ2リーグ第27節の藤枝MYFC戦でデビュー。同21日の天皇杯4回戦・サガン鳥栖戦では先発出場も飾った。卓越した足元の技術と広い視野からのパスは光ったが、守備の面では徐々に適応している最中だ。若手とともに汗を流すタイの名手が、残り試合で輝きを放つだろうか。
      [プロフィール]サーラット・ユーイェン/1992年5月30日生まれ。タイ出身。ムアントンU―プーケット(期限付き)―ナコーンラーチャシーマー(期限付き)―BGパトゥム。タイ代表83試合6得点。今年1月1日に国立競技場で行われた日本代表戦にも出場した。ニックネームは「タン」。来日して1番好きな食べ物は「焼肉」。


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      掲載元:FOOTBALL ZONE/フットボールゾーンFOOTBALL ZONE/フットボールゾーン
      URL:https://www.football-zone.net/archives/560846

      中田英寿は「大発見だった」 時代の先駆者…元クラブ幹部が感動した「真のプロ」姿【インタビュー】

       元日本代表MF中田英寿氏が在籍したイタリアのペルージャで名物会長として知られたルチアーノ・ガウチ氏の息子であるリッカルド・ガウチ氏は、かつてペルージャの幹部としてクラブを支え、現在はASDアッシジ・カルチョの会長を務めている。そんなリッカルド・ガウチ氏を直撃取材。古巣ペルージャや中田氏について語り、「中田はクラブにとって、とても重要な人物だったんだ」と明かしている。(取材=倉石千種)
         ◇   ◇   ◇   
       ペルージャ(現在セリエC=イタリア3部)は変わるべき時が来たのだと思うよ(2012年から会長を務めたイタリア人のマッシミリアーノ・サントパードレ氏に代わり、24年9月からアルゼンチン出身のハビエル・ファローニ氏が会長就任)。これまでどこか重たい空気があったから、サポーターやペルージャの人々のためにも、新鮮な空気が必要だったと思う。
       中田英寿がいたセリエA時代のペルージャ(1998年~2000年在籍)と今とでは、まったくチーム状況が違うね。経済的にもサッカーを取り巻く環境は大きく変わった。テレビ放映権の影響もあり、経営のバランスは非常に難しかった。ユベントス、インテル、ACミランなどのビッグクラブは、ペルージャのような小さなクラブの10倍や15倍も収入を得ていた。中田英寿のようにまだ知られていない優秀な選手を探し出し、価値を高めることで当時のペルージャは成功していた。今はサッカークラブが多国籍経営になり様変わりしたと思う。
       今振り返っても、中田は大発見だったよ。非常に能力の高い選手だったし、普通という枠に収まる選手ではなかった。
       今でこそクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)やパウロ・ディバラ(ASローマ)のような超一流のビッグネームは、自分たちのサイトを持ったり、SNSで自ら直接ファンに語ることが当たり前の時代になった。そうした情報発信の点においても、中田は時代の先駆者だった。
       中田は世界トップレベルの技術があっただけではなく、肉体や食事のケアにも細心の注意を払い、どの選手よりも常に30分や1時間早く来て準備し、最後にピッチをあとにするような徹底ぶりだった。そうした姿勢に私は感動したし、まさに真のプロだった。クラブにとって、とても重要な人物だったんだ。


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