
サウジアラビアは20日の中国戦で支配率80%を記録するなど、アジアでは高いポゼッションを誇るチームだ。しかし日本戦では“ベタ引き”で日本の圧力に耐える戦法を選択。エルベ・ルナール監督は日本へのリスペクトも伝えつつ「守備面は上手くいった。攻撃ではスペースを狙いにいったが上手くいかなかった。昨日の会見で引き分けは満足かと聞かれたが、イエス、満足だ」といったコメントを試合後に残している。
これを受けた現地メディア「Al Ain News」は指揮官の言葉を引用しつつ「彼は野心を捨てたのか?」と、大きく見出しを取って報道。ルナール監督の選んだ“守備的”な戦い方に「2026年W杯出場を懸けた戦いで、貴重な勝ち点2を失った」と苦言を呈している。
日本戦で勝ち点1を積み上げ「10」としたサウジアラビアは、現在グループCの3位をキープ。出場権を獲得できる2位オーストラリアとの差は3ポイントだ。サウジアラビアは6月にバーレーン、オーストラリアと残り2試合を戦う。一方の日本はオーストラリア、インドネシアとラスト2試合が残る状況だ。運命の6月シリーズへ向けて、それぞれの結果が、サウジアラビアの命運を大きく左右することになっていくだろう。
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