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      村井満氏が辿り着いた境地「180度変わった」 AI時代を生き抜く“スポーツ経営”の価値

       前Jリーグチェアマンで、現日本バドミントン協会会長の村井満氏は、2027年4月に誕生する中央大学「スポーツ情報学部」で客員教授を務める。開設準備室室長の渡辺岳夫教授との特別対談の最終回は、データ分析がスポーツビジネスにもたらす価値について。またビジネスに対する考え方の変化も明かした。(全4回の4回目/FOOTBALL ZONE編集部)
        ◇   ◇   ◇
       スポーツ界におけるデータ分析は競技の上においてだけでなく、ビジネスの分野でも大きな可能性を秘めている。渡辺教授はポーランドのサッカークラブ「ヴィスワ・クラクフ」の例を出した。
      渡辺「ポーランドのクラブでは、その試合のプレーが良かった、あるいはスタジアムで起こる体験を200ぐらいの指標にまとめて、サポーター1人1人に『ラッキーファンインデックス』というのをつけているんです。この指標が高い人には『この人が来ると勝率が上がる』とVIPルームを用意したり、低い人には『このグッズを買うとポイントが上がるよ』と上手くビジネスにも繋げている。これってサポーターの試合への参加意識を高める上で、ものすごく効果があるな、と。『俺はラッキーファンインデックス高いから、今日行ったらチームを勝たせられるかもしれない』と参加意識は高まりますし、面白い施策。スポーツビジネス界を目指す子たちは、その結果をどう社会価値を生み出すことにつなげていくか、付加価値を高めていくかを考えてほしいと思っています」
      村井「まだまだサービスを開発していく余地はありますよね。『俺が行くと勝つ』って思っているサポーターやファンたちが、内面にある確信みたいなものを表出させてサービスに転換していくことがやっぱり大事。誰もスタジアムに行けなかったコロナ禍の時に、投げ銭をやったじゃないですか。推している選手にタップすると、直接クラブや選手にお金を届けられる。『見てるよ』『俺ここにいるよ』ということなんですよね。スタジアム空間から離れても『いつもいるよ』という心理だったりする。そういうのはまだまだビジネス化していくことができる。ビジネス化というと平たい言葉ですが、やっぱり一緒に作り上げていくことが大事なんです」
       ファン心理や感情をビジネスに転換していく上で、村井氏がJリーグチェアマン時代に突き詰めて考え抜いたのが「ライブとは何か」というテーマだった。
      村井「僕は一時期、ライブって何かということを相当こだわって考えていた時期がありました。なぜかライブの時には拍手が起こる。だけど再現性が保証されている映画やテレビを見ていると、見て感動はするんだけど、拍手するわけではない。歌舞伎にしてもオペラにしても、何百年も同じストーリーをやって、全員が結論を知っている。でも、生身の人間が演じることで、もしかするとあそこで滑って転んじゃうんじゃないか、と固唾を飲んで見守ることがある。
       ライブの定義は、主役とお客様、主客が常に入れ替わって、同時進行で動いていくこと。時にゴール裏のサポーターが主役になる時もあるし、歌舞伎の『よっ、成田屋!』という合いの手を入れる観客が演じる中に加わることもある。主客が入れ替わり、同時進行で動いていく筋書きがないドラマには拍手が起こるということなんですよね。どういう時に人間の心が動き、それをビジネスに再現していくことができるのかみたいなこともヒントがいっぱいあるような気がしますね」
       2027年4月から新設されるスポーツ情報学部では、村井氏は客員教授に就任。「スポーツ統括団体(リーグ・協会)経営論」を担当し、潤沢な実経験で培われた「実践知」を伝えていく。リクルートで働いていたビジネスマン時代、Jリーグチェアマン時代、そしてバドミントン協会会長を務める現在を通じ、見えてきたものがあるという。
      村井「今回の新設学部にスポーツビジネスという概念があります。僕はJリーグのチェアマンになり、バドミントン協会の会長に就任した時は、いかにスポーツ界にお金が回るか、学校体育の延長線上ではない、運動会ではないビジネスとしてスポーツをどう仕立てていくべきなのかという観点でずっとやってきました。けれども最近、私の中ではむしろ180度逆側になってきていて、『ビジネスがスポーツなんだ』と思うようになってきたんです。
       国際ルールを守りながら国際競争に勝ちに行くというゲームなんですよ。ちょっとしたルール違反をすると、こっぴどくやられる。コンプライアンス経営というのはまさにレフェリーのルールに従ってやっていくようなものですし、必ずしもナレッジやビジネスプラクティスを再現することが今のビジネス界ではなくなってきて、競合が打った手も全部生成AIが分析してくるような状況なので、常に新しいことが求められてくる。環境変化に即座にその場で考えて、リーダーが判断していかなきゃいけないような状況は、ビジネスがまるでスポーツのようになっているんです」
      渡辺「面白いですね。ビジネスがスポーツ。学ぶことって、たくさんあると思いますよ。だってスポーツは子どもたちが自分で選んだ種目なら楽しそうにプレーするじゃないですか。でも企業の中で働いている人は意外と楽しそうに仕事していないですよね。それはなぜかと、色々考えていくと、やっぱりスポーツは明確なスコアシステムがありますけど、企業で働いている人たちは必ずしも明示的なスコアがつかない。下手すれば、誰が上司になるかによって、ルールがコロコロ変わってしまいます」
      村井「だから、ビジネス界はもっとスポーツから学ばなきゃいけない。逆に言うと、スポーツで学んだ人たちはどんどんビジネス界でスポーツ的なエッセンスで企業経営をしていくべきなんだという、そういう視座に僕は変わってきている。今回、学生と一緒に勉強していきますけども、単なるスポーツクラブで働くだけじゃなくて、『スポーツ経営』という概念を企業経営にどんどん移植していくべき立場の皆さんなんだよ、ということをぜひ伝えたいなと思います」


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      掲載元:FOOTBALL ZONE/フットボールゾーンFOOTBALL ZONE/フットボールゾーン
      URL:https://www.football-zone.net/archives/678414

      日本代表FWに「ビビらず行こうと」 J名門相手に急遽出番も…逸材大学生CB「負けてはいけない」

      「消極的になって、このチャンスを無駄にしたくなかったんです」
      【注目】海外挑戦するには10代が最適 本場のサッカー&英語を学べる「帝京ロンドン学園」の魅力
       この言葉を聞いて、改めてこの男の持つポテンシャルの高さを感じた。
       10月7日、日産スタジアムで行われた天皇杯3回戦、横浜F・マリノスvs京都産業大の一戦。1-0とリードしていた京産大だったが、後半14分にキャプテンで清水エスパルス内定の4年生CB小野成夢が一発退場となり、数的不利に陥った。
       その2分後、10番のMF皿良立輝に代わってピッチに送り込まれたのが、鹿児島城西高出身の1年生CB浮邉泰士だった。
       突然訪れた出番。しかも相手はJ1の名門で、マッチアップするのは先のキリンチャレンジカップとキリンカップサッカーで日本代表に初選出されたFW谷村海那。さらにFWジョルディ・クルークスやMF天野純ら実力者が揃う攻撃陣を、1人少ない状況で食い止めなければならない。
       大学1年生にとって、これ以上ないほど過酷なシチュエーションだった。だが、浮邉は臆するどころか、堂々と日本代表経験者に真っ向勝負を挑んだ。
      「谷村選手はストライカータイプで、身体がどっしりとしているタイプのFWには自信があります。そういうタイプには、どこのレベルに行っても負けてはいけないと思っています」
       183センチのサイズを生かした力強い対人守備と空中戦。相手に簡単に前を向かせず、身体をぶつけ、クロスに対しても粘り強く対応する。何より印象的だったのは、相手の出方を待つのではなく、自ら積極的に駆け引きを仕掛けていたことだ。
      「谷村選手は駆け引きを仕掛けてきたのですが、僕はそれに受け身になるのではなく、自分から仕掛けることを意識しました。谷村選手が嫌がることを、ボールが入っていない状況でもやり続けようと思っていました」
       相手に身体を当てられる前に自分から当て、自分のエリアを確保する。簡単に懐へ入らせない。そこには、相手の肩書きに圧倒される姿など微塵もなかった。
      「正直、いきなりの想定外の形での出番でしたが、出るとなった時はもう覚悟は決まっていました。どんな状況でも僕らはチャレンジャーなので、ビビらず行こうと決めました」
       ピッチに立てば堂々としたプレーを見せる。これは鹿児島城西高時代から感じていたことだった。最終ラインで常に冷静に周りを見て、自分のエリアにボールが来たら鋭い予測とフィジカルの強さを駆使してボールを奪い取る。空中戦では圧倒的な存在感を放ち、ミドル・ロングキックの質も高い。
       CBとして相当なポテンシャルを持っていた。実際に高校3年時にはJ2クラブから正式オファーが届いた。さらに関東の強豪大学からも熱烈なオファーが届いていた。その中で彼が選んだ進路はプロではなく、関東でもなく、関西の強豪・京産大だった。
      「どのオファーも魅力的だったので、本当にギリギリまで悩みました」
       高校時代から自覚していた課題は、アジリティ、判断のスピード、ビルドアップの質、そして最終ラインを統率する力だった。練習参加を重ねるなかで、自分の弱点も特徴も理解し、熱心に向き合ってくれると感じたのが京産大だった。
      「自分のことを理解して、大事に考えてくれる指導者や環境でプレーしたかった。最後の決め手は指導者の熱量でした。自分の弱点を克服できれば、どこのプロチームに行っても通用すると思っています」
       プロに行けなかったのではない。プロに行けるチャンスを手にしながら、あえて自分を磨くための時間を選んだ。
       その決断から約8か月。京産大では当初、プレースピードについていけないこともあったという。しかし、小野ら能力の高い先輩たちやスタッフから指導を受け、最近では関西学生リーグ1部でも3バックの中央でスタメン出場するようになった。
      「成夢さんにはビルドアップや統率の部分で、練習が終わったあともずっと個別に教えてもらうことが多くて、それが今日生きたと思っています」
       尊敬する小野が退場し、急遽代役として投入されるという巡り合わせも、何とも興味深い運命だと言える。
       もちろん、課題も突きつけられた。試合は後半16分にクルークスの直接FKで追いつかれ、同23分には天野に逆転ゴールを許し、1-2で敗れた。特に天野の得点場面について、浮邉は自身の判断の遅れを反省した。
      「天野選手に対して自分が出ていくのか、ボランチについて行かせるのか、瞬時の判断が甘かった。1人少ないなかで相手は常に2つの選択肢を作ってくる。そういう状況でも守り切れる選手にならないといけないと思いました」
       だが、数的不利の状況下で日本代表経験者に臆することなく挑み、自ら勝負を仕掛けた姿を見て、筆者の中にあった確信はさらに強まった。
       浮邉泰士は、必ずプロの舞台に立つ。
       高校時代に感じたその可能性は、大学という新たな環境で、着実に確信へと変わりつつある。まだ1年生。自ら選んだ4年間でどこまで成長し、どんなCBになってプロの世界へ飛び込んでいくのか。これからもその歩みを追いかけていきたい。


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      掲載元:FOOTBALL ZONE/フットボールゾーンFOOTBALL ZONE/フットボールゾーン
      URL:https://www.football-zone.net/archives/678396

      リヨンFW中村敬斗、“失点関与”も仏メディアは高評価「非常に危険な存在だった」「説得力のある途中出場」 チームは今季初黒星

       フランス・リーグ・アン第6節、RCランス対オリンピック・リヨンの試合が現地時間9日に行われ、リヨンが1-2で敗れた。日本代表FW中村敬斗は、負傷したFWロイス・オペンダに代わって後半途中から出場。失点につながるFKを与える場面もあったが、現地メディアは攻撃面での働きを高く評価している。

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      掲載元:フットボールチャンネル
      URL:https://www.footballchannel.jp/2026/10/10/post1030479/
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