スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、12月3日のJ1リーグ第34節、名古屋グランパスと柏レイソルの試合が取り上げられた。ここでは、ハンドの反則が妥当かどうかを議論した。
 後半45分、名古屋はクロスボールにファーサイドでFW前田直輝がヘディングシュート。ゴールカバーに入った柏のDFジエゴは、前田に背中を向けながら飛んでボールはジエゴの右腕に接触してゴールに入らず。上田益也レフェリーは当初ファウルの判定をしていなかったが、御厨貴文VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によりオンフィールドレビューが行われた末に名古屋のPKとなった。
 また、このプレーでジエゴにはレッドカードが提示された。公式記録では、ジエゴの退場処分は「得点の阻止」とされ、ゴールラインを越えようとしているボールをハンドの反則でストップしたこととされている。
 ゲスト出演した元日本代表MF藤本淳吾氏は「基準の中で手が広がっていて、当たってしまってハンドは仕方ない。PKはPKだと思うが、ボールがゴールに向かっていたかはクエスチョンマーク」と話した。また、ジエゴのアクションを「(身体が)ポストに当たりそうで手を広げたのもあるかもしれない。現に、危ない」と指摘。実際にジエゴはゴールポストと接触している。
 同じくゲスト出演した元日本代表DF駒野友一氏は「(ジエゴの)右腕にボールが当たっているのでシュートかなと思う。左手だったら折り返しかなと思う」としたうえで、「一連の動作でジエゴ選手は飛んだ時は手を広げているけど、1回手を降ろす。そこから手をもう1回広げるので、どういう状況かとなるとポストから自分を守るために手を広げたのか、そこにボールが当たってしまったのか」と話した。
 元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は「競技規則では不自然に(身体を)大きくした。その時の動きに正当性があるかどうか。駒野さんがおっしゃった、最初のはヘディングのバランス。下げようとしてもう1度上がるのは、ポストに当たってしまう可能性を避けるため手でクッション材にする動き。そこにたまたまボールが来た。しかも背中を向けているのでボールの位置関係は全く把握できていない。ジエゴ選手の身体の動きが不自然か、その状況における正当性がないのかというと、個人的にはある。目の前にポストがある危険性のなかで触ろうとする人間の心理もある。ただ、割合とするとハンドの反則が成立したと認識するレフェリーは多いだろうけど、そうではないという判断もできなくはない」と、PKの判定について話した。
 また、レッドカードの判断については「アングルによって(ボールが)ゴール方向に行っているアングルと、ゴールポストに当たるようなアングルもある。VARが使った映像を踏まえ、主審がゴールに行った、VARもそう認識したのでしょう。それはどちらでもフォローできるかなという印象。あとは結果論だけど、ハンドの反則があった位置がゴールを防ぐことになってしまった。だからPKと得点の阻止で退場。映像を見れば、そう認識できる部分がある」と感じた印象を話していた。


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