スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は今シーズン充実の時間を過ごした。リーグ35試合出場9ゴール4アシストと数字として結果を残し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へチームを牽引。海外でも評価が高まっているなか、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が今シーズンのリーガベストイレブンを選出し、久保が入った。
 久保は現地時間6月4日、ラ・リーガ最終節セビージャ戦で先発出場を果たし後半27分までプレー。すでに4位以内が確定しており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手中に収めているソシエダだったが、リーグ9得点の久保は、今季2桁ゴールを虎視眈々と狙いにいった。1-0で迎えた前半30分、60メートル以上のドリブル突破からチャンスを演出。後半19分、左サイドからのボールをペナルティーエリア右で受けた久保がフリーでシュートを放つも、左足の一振りは惜しくも枠を逸れ、この日最大の決定機を物にはできなかった。同27分に途中交代した久保は、今季9ゴールでフィニッシュとなった。
 久保は米の大手メディア「The Athletic」が選出したベストイレブンでも王者バルセロナFCから7人、レアル・マドリードから2人、アトレティコ・マドリードから1人が入るなかで、中堅クラブから唯一選ばれた。そこでも大きな反響を得ていたが、今回は地元の大手スペイン紙が選ぶベストイレブンにも入った。
「ムンド・デポルティーボ」では「レアルでの日本人選手のパフォーマンスは素晴らしく(9ゴール)、チャンピオンズリーグでプレーするという夢を叶えることができるだろう」と評価された。
 今回は、バルセロナからFWロベルト・レバンドフスキら4人、レアル・マドリードからはFWヴィニシウス・ジュニオールの1人、アトレティコ・マドリードから2人、オサスナから1人、ラージョ・バジェカーノから1人、ソシエダからはMFマルティン・スビメンディと久保の2人が選ばれた。国内外から今季の活躍を認められている久保。ソシエダで来季はさらなる飛躍に期待したい。


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