イタリア・セリエAの名門ACミランに激震が走った。クラブの強化責任者でもあり、OBの元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏がクラブの会長との会談の末に退団すると、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。
 レポートによると現地時間6月5日、マルディーニ氏はミランの米国人オーナーであり、投資会社レッドバード・キャピタル・パートナーズの創設者でもあるジェリー・カルディナーレ氏と「緊張感のある」会談を行った末に決裂。クラブはマルディーニ氏とリッキー・マッサーラ氏の解任を決断したとされた。
 この決裂理由を記事では「特にマルディーニの役割と次の市場で使う予算に関して、深い意見の相違があることにスタート地点がある」とした。一方で、ステファノ・ピオリ監督に関してはその影響が及ばずに留任の見込みとされている。
 ミランはここ数週間、ドイツのフランクフルトと契約満了を迎えた日本代表MF鎌田大地の獲得への最有力候補として報じられてきた。しかしながら、この段階で強化責任者が解任され、その理由が移籍市場の予算にあるとなると、この移籍話への影響は強く懸念される。
 メディカルチェック後に正式契約の見込みとされてきた鎌田のミラン入りは、そのまま順調に進むのだろうか。


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