今季のプレミアリーグで12位と低迷したチェルシーは、今夏の移籍市場での戦力の大幅な刷新が予想されている。その第1歩として中盤の2選手の去就に進展があったようだ。英紙「ガーディアン」が報じている。
 レポートによれば、イングランド代表MFメイソン・マウントはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍で個人合意に達したという。
 2024年で契約満了を迎えるマウントにはリバプールやアーセナル、バイエルン・ミュンヘンなどビッグクラブが獲得に名乗りを上げていたが、“赤い悪魔”がこの争奪戦を制した模様だ。移籍金に関してはまだ合意に達していないが、チェルシーは6000万ポンド(約104億円)を要求すると見られている。
 さらにクロアチア代表MFマテオ・コバチッチも退団に向かっているようだ。スタンフォード・ブリッジで5年間過ごした29歳のクロアチア人は出場機会を求めており、新たな挑戦に向けて準備をしているという。
 コバチッチにはマンチェスター・シティが関心を持っており、チェルシーは同選手に交渉の許可を与えたと伝えられている。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で3連覇中の王者は元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに退団の可能性があり、昨夏に獲得したイングランド代表MFカルバン・フィリップスがフィットしきれていないことから中盤のオプションを増やしたいと考えているという。
 今季6億ポンド(約1040億円)もの補強費を費やしながら低迷したチェルシー。復活に向けて、各ポジションで大幅な戦力の入れ替えが起こることになりそうだ。


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