イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は今季初挑戦のプレミアリーグで32試合7得点5アシストを記録し、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。現地メディアで今季最もブレイクした選手の1人として推す声が上がっている。
 三笘は2021年にJ1川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへの1年間の期限付き移籍を経て、ブライトンに復帰すると、今季はブライトンの主力選手として活躍してきた。今やビッグクラブからの関心も伝えられるようになっている。
 英紙「インディペンデント」では、3人の記者が今季最もブレイクを遂げた選手として三笘の名を挙げていた。
 リチャード・ジョリー記者は「これはブライトンの賞だ」と前置きしたうえで、「エバン・ファーガソンと三笘薫で優劣をつけるのは難しい」とブライトンの前線で輝きを放った2人を選出。「2人はブライトンの攻撃をより魅力的で攻撃力あるものにした驚くべき新発見だった」と絶賛した。
 ローレンス・オストレア記者は三笘1人をピックアップし、「彼のドリブルとファイナルサードでの判断力はエリートなウインガーの特性として際立っていた。この26歳の選手は今後数年にわたってブライトンの重要な選手になるだろう。ただし、彼を引き止めることができれば、だ」と今夏に三笘が他クラブに引き抜かれる可能性を考慮に入れつつ、ブライトンに欠かせない選手と称した。
 そしてアレックス・パトル記者は「ローレンスに同意せざるをえない」としたうえで、「このブライトンのウインガーはアタッキングサードでの落ち着きがとにかく印象的だ。彼のチームへの影響力は来季さらに大きくなるだろう」とロベルト・デ・ゼルビ監督率いるチームに置ける三笘の重要度の大きさを強調していた。
 世界中からタレントが集まるプレミアリーグの中でも、三笘が残したインパクトは相当に大きなものだったようだ。


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