日本サッカー協会(JFA)は3月15日、ウルグアイ代表(24日/国立競技場)、コロンビア代表(28日/ヨドコウ桜スタジアム)と戦うキリンチャレンジカップの日本代表メンバー26名を発表した。スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧、MF旗手怜央が招集外となったなか、チームを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は日本人コンビを擁護している。スコットランド紙「The Herald」が伝えた。
 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後、初の代表活動となる森保ジャパンは、第2次政権のメンバーを発表。森保体制でコンスタントに招集されてきたDF吉田麻也(シャルケ)やDF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF南野拓実(ASモナコ)らは、「彼らがいなくなった時にどれだけ日本の力を付けていけるか」(森保監督)という理由から選外となった。
 3月シリーズではDF角田涼太朗(横浜F・マリノス)、DF半田陸(ガンバ大阪)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、FW中村敬斗(LASKリンツ)の4人を初招集した一方、セルティックで20得点3アシストの結果を残し、リーグ得点ランキングで首位に立つ古橋、5得点7アシストの活躍でMVP候補とも言われる旗手は選外となった。
 古橋と旗手の選外について森保監督は、「絶対的な判断基準があるというわけではなく、総合的にというところがあるのは理解してほしい」「リーグのレベルや置かれている状況もそれぞれに違うこと、いろいろなことを考えての招集」と説明している。
 これを受けてスコットランド紙「The Herald」は「アンジェ・ポステコグルーは、古橋と旗手が最新の日本代表メンバーから外れたあと、スコットランドサッカーのクオリティーを擁護した」と報じた。
 横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ制覇を経験したポステコグルー監督は、古橋と旗手について「2人とも本当にいいプレーをしているし、選ばれなかったのは残念だが、それが国際サッカーの本質だ。結局は代表監督の判断に委ねられている」と語っている。
 またリーグのレベルに関して、「来週ここに来たら、おそらく多くの選手がトレーニングしていないことに気づくだろう。その理由は、各国代表に招集されているからだ」と言及。さらに「スコットランドを離れて世界の大きなリーグに行き、本当に良いプレーをしている選手はたくさんいる。ここには国際レベルで非常に活躍する選手がたくさんいるし、5大リーグから来て苦戦する選手もいる」と続けている。
 今回は選外となった古橋と旗手だが、ポステコグルー監督は「2人とも強い意志を持った若者」と高く評価し、さらなる飛躍に期待を寄せていた。


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