
ポジションはピボット。中盤の底に構え、攻守の両輪を休みなく回転させる。その見事な手際はチームの頭脳と呼ぶべき類のものだ。
際立つのは攻めに転じた局面での速く、巧みなプレス回避。その秘密こそ意識的に取り組んだワンタッチパスにある。止める手間を省くことで、相手に捕まる前にやすやすとボールを逃がしてしまう。
しかもボールの行く先は縦、横、斜め、自由自在。安易に後ろへ下げず、チーム全体を速やかに前進させる。堂に入った振る舞いはピボット(旋回軸)そのもので、先進的なフットボールを志す鳥栖が獲得に動いたのも納得がいく。
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掲載元:Jリーグ - Number Web - ナンバー
URL:https://number.bunshun.jp/articles/-/856221