元日本代表MF本田圭佑はこれまでアジア、ヨーロッパ、北中米、オセアニア、南米の5大陸で選手としてプレーし、得点を決めた記録を持つ。さまざまな国のクラブに在籍した本田だが、メキシコへの移籍は「失敗に終わった」と海外メディアが取り上げている。
 本田は日本人初となるワールドカップ(W杯)3大会連続ゴールを決めるなど、日本代表としても一時代を築いてきた。2014年にイタリア1部の名門ACミランに電撃加入が決まると、自らエース番号「10」を懇願。当時低迷していた名門チームで17年まで在籍し、公式戦92試合で11得点15アシストの成績を残した。
 その後はメキシコ1部パチューカ、オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーFC、オランダ1部のフィテッセ、ブラジル1部ボタフォゴなど各地方のクラブを転々とし、それぞれで得点を挙げていく。その後ネフチ・バクー(アゼルバイジャン)を経てFKスードゥヴァ(リトアニア)で22年までプレーし、現在は無所属の状態となっている。
 そんな本田を取り上げたのは南米やアフリカ事情も報じるアルゼンチン紙「Infobae」だ。「メキシコで輝けなかった。失敗に終わったヨーロッパ人サッカー選手たち」といった題材で、本田の名前も挙がっている。
 記事では、「ファンの多くを失望させる結果に終わった外国人選手のリスト」を並列して紹介。本田は4人目で登場すると「日本人の攻撃的MF本田圭佑は、イタリアのチームにとって複雑な時期を生きながらも名門ACミランからやってきたため、同リーグのスター選手だった」と輝かしい経歴を振り返りつつ、「豊富なキャリアと最高レベルの経験にもかかわらず、この日本人選手はうまく適応することができなかった」と総括した。
「シーズンの間、彼のゴールはいつも決まっていたわけではない」と指摘。公式戦36試合で13ゴール8アシストの成績について「攻撃的MFとしては悪くない成績だったが、世界最大級のチームからやってきた選手には、それ以上のものが期待されていた」と元の期待値を上回れなかったことに対し厳しく評価を下していた。
 紹介された記事のリストには、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)、FWフロリアン・トヴァン(UANLティグレス)、FWフィンチェント・ヤンセン(ロイヤル・アントワープ)、FWジェレミー・メネス(レッジーナ)と本田を合わせた計5人が載っている。
 多くの国で結果を残してきた本田。しかしミランからの加入もあって、メキシコでのプレーには現地はパフォーマンスに物足りなさを感じていたのかもしれない。


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