イングランド1部アーセナルは現地時間1月22日、プレミアリーグ第21節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、3-2で勝利した。後半頭から途中出場した日本代表DF冨安健洋は今季初アシストを記録。一方、失点にも絡んだことから、英メディアは冨安に及第点の採点を下している。
 首位を走るアーセナルは、今季リーグ戦で唯一黒星を喫したユナイテッドをホームに迎えた。前半17分、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの強烈なミドルシュートで先制点を与えるも、同24分にFWエディ・エンケティアがヘディングで同点弾を決める。後半8分、途中出場の冨安が右サイドからイングランド代表MFブカヨ・サカに横パスを出すと、サカがカットインから左足を一閃。鮮烈な一撃がゴール左隅に突き刺さり、勝ち越しゴールを奪った。サカの個人技による得点だったが、直前にパスを出した冨安には今季初アシストが付く形になる。
 しかし、後半13分のコーナーキックの場面、冨安とイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが重なってしまうと、こぼれ球をアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスに押し込まれて同点弾を献上。それでも終了間際に、新加入のベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが起点となったチャンスで、最後はエンケティアが押し込み、3-2でシーソーゲームを制した。
 得点と失点の両方に絡んだ冨安に対し、英紙「イブニング・スタンダード」は10点満点の採点で及第点の6点を与え、「マルティネスのゴールは直前にクリアできた可能性があったが、ラムズデールとの接触で頭を振らせてしまった。あれさえなければ、ポジティブなインパクトを残せていた」と総括している。
 また、英紙「デイリー・エクスプレス」の採点でも6点が付けられ、「アーセナルの失点を招いたコーナーの場面でラムズデールを妨害してしまったことを除けば、試合の終盤において右サイドの攻撃参加が輝いているように映った」と言及している。
 この日の勝利でアーセナルは、消化試合が1つ少ない状況ながら2位マンチェスター・シティと勝ち点5差を付け、優勝に向けてさらに一歩を踏み出すことに成功した。


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