イングランド1部リバプールの日本代表FW南野拓実は今夏の移籍に関する噂が過熱しているなか、移籍情報に精通するイタリア人ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏は「リーズの可能性が高い」と見解を示している。
 南野は今季リバプールで公式戦24試合に出場し、10得点をマーク。FAカップとリーグカップではそれぞれ4得点、3得点を決める活躍でタイトル獲得に貢献した。しかし、出場機会が限られていることから今夏に移籍するのではと去就が注目を集めている。
 移籍情報に詳しいイタリア人ジャーナリストのロマーノ氏は英国のサッカー情報サイト「caught offside」のコラムでリバプールの補強について言及。ポルトガル1部ベンフィカでプレーする22歳のFWダルウィン・ヌニェスの獲得が濃厚となったこともあり、新たに退団するFWとして南野の名前を挙げた。
「ディボック・オリギはすでにアンフィールドを去ることになったが(9日に退団を発表)、おそらく彼が最後ではないだろう。タクミ・ミナミノがこの夏にリバプールを去る可能性は非常に高い。クラブはタクミへの打診に耳を傾ける用意がある。リーズは何か月も彼を追いかけており、リバプールは正式なオファーを待っている」
 南野に対してはジェシー・マーシュ監督率いるリーズ・ユナイテッドのほかにも、プレミアリーグのサウサンプトン、ウォルバーハンプトン、フルハム、フランスのリーグ・アンのモナコの5クラブが関心を示していると報道されている。さらにセリエAのインテルなどの噂も浮上していたが、ロマーノ氏は「この日本代表の値段は1800~1900万ユーロ(約27億円)。噂は流れたが、インテル・ミラノは興味を示していない」とインテルからの関心は否定。「リーズの可能性が高いようだ」と言及している。伝えられている移籍金も踏まえ、イングランド内での移籍が濃厚と見ているようだ。
「南野は前線にワールドクラスの選手が揃うリバプールで地位を確立できなかったのはややアンラッキーだったと思う。この値段であれば、この夏のプレミアリーグのクラブにとって素晴らしい補強になるだろう」
 層の厚さを前に十分な出場機会を得られなかった南野。この夏、どのような決断を下すのだろうか。


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