5月17日、Jリーグの声出し応援の段階的導入が発表された。その前日、イタリア・ジェノバでサンプドリアの試合を見たのだが、そこで目にしたのは日本とはまるで正反対の現実だった。
 今季のホーム最終戦の相手はフィオレンティーナ、スタジアム周辺には歓喜の歌声が響いていた。サンプドリアはセリエA残留を決め、同じ街の宿敵ジェノアはセリエBに降格していた。
 スタジアム前に集ったサポーターは、もちろん誰もマスクをしていない。ウルトラスのボス(殺人罪で長い間刑務所に入っていたという)が塀の上に立ち熱のこもった演説を披露し、男たちの士気を高めている。彼がジェノアの人形を燃やすと喝采が湧いた。応援歌が響く中、人々は太陽の下でビールを飲み、肩を組んでいる。


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