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ランコ・ポポヴィッチ監督が再就任して3年目、町田は昨季同様、球際に激しく、ハードワークするスタイルで、総失点数(14)は新潟と並んでリーグで2番目に少ない。その堅守をベテランのDF深津康太とともに支えるのが高橋だ。
昨季リーグ5位でシーズンを終え、今季も一時2位と上位につけた町田。当然、対戦相手は警戒心を強め、対策を練ってくる。そこで、自分たちの良さを見失いかけてしまった点が、4月3日のリーグ第8節ジェフユナイテッド千葉戦(1-1)から8戦未勝利と苦しむ要因になったと高橋は反省する。
「開幕当初は自分たちがやりたいサッカーを描けていたし、守備も含めて全体に良かったと思います。ただ、上位にいた分、相手がリスペクトしてきて、ポジションをハメてきたり、分析してきている。失点しない、攻守の切り替えというFC町田ゼルビアの強みがあるなかで、自分たちのほうからリズムを崩してしまうところがありました。対策を上回れるように、もう一段階、二段階くらいクオリティーを上げないといけないし、守備の強度もアップしないといけない。直近8試合はうまくいかないことも多かったですけど、自分たちの成長につながると思います」
高橋は町田に加入した昨季、開幕約1か月は出番がなかった。そこからレギュラーの座を勝ち取ったが、プロ13年間で培ってきた経験が成長に役立っているという。
「(2020年に東京)ヴェルティにいたこともあって、加入時はやっているサッカーがまったく違うと感じました。今まで自分がやってきたプレースタイルだけで言えば、正直少し噛み合わない部分もあった気がします。ただ、去年1年間を戦うなかで、それが徐々に解消されてきました。今年は開幕から使ってもらっていて、自分の良さを踏まえながら、強度とかチームが求めているものに対応できているかなと。ポポヴィッチ監督の下で自分のレパートリーがまた1つ増えたと思います」
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