リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間12月22日、リーグカップ(カラバオカップ)準々決勝のレスター・シティ戦で1ゴール1アシストの活躍を見せ、チームのベスト4進出へ貢献した。試合後、ユルゲン・クロップ監督は、南野の出来を「最高のゴール、最高のパフォーマンス」と絶賛している。
 4-3-3システムの左ウイングでスタメン出場を果たした南野は、1-3のスコアで迎えた後半23分、絶妙なスルーパスからFWディオゴ・ジョッタのゴールをアシスト。さらに同アディショナルタイム(AT)5分、MFジェームズ・ミルナーからのロングボールを胸でワントラップし右足ボレーを放つと、これがゴール右隅に決まり、土壇場で同点ゴールをもたらした。
 試合はその後、PK戦へと突入。両チームとも4人が成功したなか、5人目として登場した南野のキックは失敗に終わるも、直後の相手キックをGKクィービーン・ケレハーがストップし、最後はジョタが成功させ、5-4でリバプールがベスト4進出を決めた。
 南野にとっては、リーグカップ3試合連続ゴール。試合後、クロップ監督は記者会見に臨み、終了間際に値千金の同点ゴールを挙げるなど、貴重な働きを示した日本人アタッカーに賛辞を送っている。
「最高のゴール、最高のパフォーマンス。彼が絶対にA級のプレーをしなければならないと常に思っているとしたら、それは100%フェアなことではないだろう。でも、今日の彼は本当にいいプレーをしていた。戦術的な観点からも彼は優れているし、あのゴールを決めたことは彼にとってとてもクールなことだ。素晴らしいゴールだったし、とても重要で、最高のタイミングでのゴールだった。そして、彼はこのゴールに値する。今夜彼がしたすべてのこと、そしてここ数か月、数年に彼がしたすべてのことは、このゴールに値する。だから、私は彼のために本当に幸せだ」
 プレミアリーグではここまで、途中出場6試合(1得点)と出番が限られているなかでインパクトを放てずにいるが、リーグカップでは3試合で4ゴール1アシストを目覚ましい活躍を見せている南野。厳しいポジション争いが続く中で、貴重なアピールを示した。


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