2021年のサッカー界でも数々の反響シーンが見られた。今回は、日本代表DF長友佑都がフランス1部マルセイユ時代に見せたリーグ・アン初アシストを振り返る。
 長友は、2020年夏の移籍市場でフランスの強豪マルセイユに加入。バックアッパーとしてチームに合流した長友だったが、当時の左サイドバックの主力であるDFジョルダン・アマヴィが負傷したこともあり、徐々に出場機会を増やしていた。
 そうしたなかで迎えた2月21日のナント戦で、長友が躍動した。0-1で迎えた後半24分、マルセイユはビルドアップからMFヴァランタン・ロニエがドリブルで持ち上がり、左サイドでフリーになった長友へパスを送る。このボールを受けた長友が、ダイレクトで左足を振り抜いて鋭いクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだ元フランス代表FWディミトリ・パイェがジャンプしながら右足インサイドで合わせてネットを揺らした。
 マルセイユの華麗な連係からのゴールシーンを、「DAZN」公式ツイッターが「移籍後初アシスト 左足のピンポイントクロスでパイェの同点弾をお膳立て」と綴って投稿すると、ファン・サポーターがすかさず反応。「不死鳥長友!」「素晴らしいクロス」「結果残して見返すのカッコ良すぎる」「最初のトラップも上手い」といった賛辞が寄せられた。
 また、クロスの質やコースについて「アジア杯のピンポイントクロスを彷彿」「アジアカップを思い出す高速クロス」などのコメントも届き、11年アジアカップ決勝オーストラリア戦(1-0)で生まれたFW李忠成の得点シーンを彷彿とさせるアシストだったとの声も多く上がった。
 長友は昨季終了後にマルセイユを退団し、7月12日に古巣であるFC東京へ移籍すると、今季はJ1リーグ10試合に出場。来季の契約更新もすでに発表されており、今季9位で終えたチームのさらなる底上げに貢献することが期待されている。


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