リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間11月24日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節FCポルト戦(2-0)で今大会初先発を果たし、フル出場した。ゴールに絡めなかったものの、随所で鋭い動きを見せたパフォーマンスに現地メディアは及第点の評価を与えている。
 今季の南野は、リーグカップ2試合(ノリッジ戦/3-0、プレストン戦/2-0)で3ゴールを奪い、直近のプレミアリーグ第12節アーセナル戦(4-0)では、途中出場から48秒後に今季初ゴールをマーク。CLでは2試合の途中出場に止まっていたなか、結果を残した活躍もあってか、初スタメンを飾った。
 前線で不動の地位を築くFWモハメド・サラー、FWサディオ・マネと3トップを形成した南野は試合序盤、相手が攻勢に出た中で思うようにボールへ絡めなかったが、相手の背後を突く持ち味を発揮。前半19分には、DFコスタス・ツィミカスからのスルーパスに抜け出しゴール中央へ折り返すプレーを見せたものの、これはDFに阻まれチャンスメイクには至らなかった。
 さらに後半18分、マネのシュートのディフレクションに反応し右足ボレーでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。公式戦2戦連発とはならなかったが、MFチアゴ・アルカンタラとサラーのゴールで2-0と快勝したこの試合の最後までピッチに立ち続けている。
 ポルト戦での南野のパフォーマンスに対し現地メディアは及第点を与え、地元紙「リバプール・エコー」は選手採点で「6点」をつけ「前半は力を発揮できなかったが、90分間フルにプレーすることで、より良い効果があった」と評価。リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」も「6点」の評価で「クロップ監督は南野にもっと自分の力を発揮してほしいと思っているだろうが、南野の動きは特に印象的だった」とし、ゴールでの貢献は果たせなかったものの、ピッチ上での動きに注目が注がれた。
 リバプールはこの日の勝利で、グループ5戦5勝。すでに決勝トーナメント進出を決めており、グループ最終節のACミラン戦(アウェー/12月7日)は消化試合となる。前線では主力のブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが負傷離脱中という状況もあり、南野に再び出番が回る可能性もありそうだ。


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