マンチェスター・ユナイテッドは11月21日、オレ・グンナー・スールシャール監督の退任を発表した。正式な新監督が決定するまで、元イングランド代表MFマイケル・キャリック氏が暫定的にチームの指揮を執ることが発表されたが、後任をめぐる報道は止む気配がない。米スポーツ専門局「ESPN」は、”玉突き人事”が起きる可能性を報じている。
 20日に行われたプレミアリーグ第12節ワトフォード戦に1-4で敗れたユナイテッドは、クラブOBでもあるスールシャール監督を解任。後任には、レスター・シティーのブレンダン・ロジェース監督、アヤックスのエリック・テン・ハーグ監督、スペイン代表のルイス・エンリケ監督らとともにパリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督、昨シーズン限りでレアル・マドリードの監督を退いたジネディーヌ・ジダン監督の名が挙がっている。
「ESPN」は、「PSGはポチェッティーノ監督がクラブを離れる場合に備え、ジネディーヌ・ジダン監督に接触した」と報じており、かつてトッテナムで指揮を執ったポチェッティーノ監督が、プレミアリーグに戻る可能性を示唆した。
 今年1月にPSGの監督に就任したポチェッティーノ監督だが、フランスのクラブに馴染むことができていないため、ユナイテッドの監督就任に前向きだという。一方、PSGでもフランス代表FWキリアン・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマール、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシといったスター集団を、ポチェッティーノ監督が十分に掌握できていないと感じているという。そのため、レアルでスター軍団を扱っていたジダン監督を、次期監督の有力候補としているようだ。
 ポチェッティーノ監督自身は、クラブに対して退団する可能性があることを伝えていない。また、現時点ではユナイテッドからも、アルゼンチン人監督に対する問い合わせはないという。24日にPSGはアウェーでのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦を控えている。指揮官がイングランド入りすることで、次の局面を迎えることになるだろうか。


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