オレ・グンナー・スールシャール監督が、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任して2年半が過ぎた。しかし、クラブの成績は安定せず、直近8試合のうち3試合しか勝利できていない。今夏の移籍市場でユナイテッドに復帰したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも復帰直後の勢いが衰えつつあるが、気に留めていないようだ。英紙「メトロ」がコメントを報じている。
 今シーズン、ユナイテッドに復帰したC・ロナウドは、復帰直後のリーグ戦2試合で3得点を挙げる活躍を見せた。だが、その後の3試合はノーゴールとなっている。クラブも第6節のアストン・ビラ戦(0-1)、レスター戦(2-4)と結果が出ていないが、C・ロナウドは自分とクラブはここから状態が上がってくると感じているようだ。
「僕の考えでは、マンチェスター(・ユナイテッド)は変化をしている途中だ。彼らは僕、(ラファエル・)バラン、(ジェイドン・)サンチョを獲得した。適応には時間がかかる。僕たちがプレーしているシステムにもね。一歩一歩、進まないといけないし、僕たちはすべてが可能だと思わなければいけない」
 これまで5度のバロンドールを受賞するなど、個の力を示してきたC・ロナウドだが、優先されるべきは個人ではなく、常にチームだと考えている。
「僕は個人のことだけを話すわけではない。全体が最優先だ。全員で何かを勝ち取るよりも、個人で勝利を得る方が、より簡単だと思うが、それも可能だと思っている。全員が自分に与えられた役割を理解しないといけない。僕はクラブでの自分の役割を分かっている。それは得点を挙げることであり、自分の経験、試合のノウハウで、チームを助けることだ。もし全員が同じように考えて、チームのために犠牲心を持てば、チームはより良くなるはずだ。僕たちには、素晴らしいサポーターがいて、素晴らしいスタジアムがあり、素晴らしいチームがある。だからこそ、そのように進まないといけない」
 リーグ戦で苦戦を強いられているユナイテッドだが、C・ロナウドは自身がこれまでもしてきたようにゴールを量産することで、チームの助けとなるだろうか。
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