名古屋グランパスの元オーストラリア代表GKランゲラックは、14日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦・大邱FC戦(4-2)で好セーブを披露して、チームのベスト8進出に貢献した。なかでも完璧な直接FKを防いだプレーが話題を呼んでおり、空中にジャンプしてシュートを阻止した決定的瞬間の写真を自身の公式インスタグラムに公開。ファンから「スーパーマン」といった声が寄せられている。
 大邱との一戦で、“攻撃の主役”がACLデビュー戦でハットトリックを達成したポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクなら、“守備の主役”はランゲラックだった。
 前半4分に先制を許した名古屋は、同12分にシュヴィルツォクのゴールで同点に追いつく。直後の前半14分だった。名古屋はペナルティーアーク後方のゴールから約25メートルの位置でFKを献上。大邱FCのブラジル人MFブルーノ・ラマが左足をコンパクトに振り抜いたスピードある一撃は、ゴール右上隅へ一直線に向かったが、GKランゲラックが左手一本で弾き、あわや失点のピンチをしのいだ。
 ACL公式ツイッター日本語版が「SAVE」のハッシュタグでランゲラックのセーブ動画を公開するなど称賛が寄せられるなか、ランゲラックは自身の公式インスタグラムを更新。ラマが放ったシュートに対し、左手一本で防ぐ瞬間を捉えた写真を公開した。1枚目では目一杯伸ばした左手でボールに触る瞬間、2枚目は弾いた直後のシーンで、いずれも美しい空中姿勢を保ったままボールを凝視しており、的確なセーブで失点を防いだことが窺える写真となっている。
 この投稿にヴィッセル神戸MFセルジ・サンペールが飛行機の絵文字で称えれば、ドルトムント時代の同僚である元ドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラー氏も拍手の絵文字で称賛。ファンからも「完璧」「凄い」「スーパーマン」「ナイスセーブ!」「かっこいい!」といった声が寄せられていた。
 組み合わせ抽選の結果、10月17日の準々決勝の相手はグループステージでも対戦した浦項スティーラーズに決定。ランゲラックが再びスーパーセーブを見せて、名古屋にとって12年ぶりのベスト4に導きたいところだ。


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