【戦力充実度】FW:★★★★★★★★★★【10】MF:★★★★★★★★【8】DF:★★★★★★★★【8】GK:★★★★★★★★★★【10】※10段階評価
【主な新加入選手】FWリオネル・メッシ(←バルセロナ)
MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(←リバプール)
DFヌーノ・メンデス(←スポルティングCP/期限付き移籍)アクラフ・ハキミ(←インテル)セルヒオ・ラモス(←レアル・マドリード)
GKジャンルイジ・ドンナルンマ(←ACミラン)
 欧州夏の移籍マーケットの“王者”は間違いなくパリ・サンジェルマン(PSG)だろう。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスという、昨季までバルセロナとレアル・マドリードのスペイン2強クラブでキャプテンを務めた選手を同時に獲得するなど、前代未聞の出来事と言っていい。
 この2人以外にもイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムと、いずれも所属クラブを退団してフリーになった大物と次々に契約。移籍金7000万ユーロ(約91億円)を投じて韋駄天サイドバックのDFアクラフ・ハキミもインテルから引き抜き、まるでビデオゲームの世界のようなスーパースター軍団が誕生した。
 昨季までGKケイラー・ナバスの控えにGKセルヒオ・リコが控える構図だったゴールマウスの争いは、ドンナルンマの加入でより一層熾烈に。開幕4試合はナバスがすべてスタメン出場中だが、第3節ではドンナルンマが初めてベンチ入り。リーグ戦とカップ戦で使い分けるのか、それとも数試合ごとのローテーションか。ともにレギュラーを張るだけの力を備えているだけに、マウリシオ・ポチェッティーノ監督のマネジメントに注目だが、いずれにしても質量ともに不安はないと言えるだろう。
 最終ラインは負傷中のラモスがまだ合流していないなかで、ここまでは左サイドのDFアブドゥ・ディアロ、右サイドのハキミ、そしてセンターバックのドイツ代表DFティロ・ケーラーが開幕から4試合すべてでスタメン起用されている。第4節スタッド・レンヌ戦(2-0)では怪我から復帰したキャプテンのブラジル代表DFマルキーニョスがセンターバックに入り、フランス代表DFブレスネル・キンペンベとコンビを組んだ。4試合で5失点と失点は重なっているだけに、早い段階でベストの組み合わせを見出したいところだ。
 中盤はここまで4-3-3システムが基本となっていることから、スタメンの枠は3枚。ワイナルドゥムやMFイドリッサ・ゲイェ、MFマルコ・ヴェラッティら実力者が顔を揃えるうえに、マルキーニョスもMFとしての起用が可能。経験豊富なMFアンデル・エレーラやMFレアンドロ・パレデスも虎視眈々と定位置確保を狙う充実のセクションだ。さらに20歳のU-21フランス代表MFエリック・ジュニオール・ディナ・エビンベや、18歳のU-19オランダ代表MFシャビ・シモンズなど、これからが楽しみな若手もいる。選手を上手く使い分けつつ、次世代のタレントも育てていきたいところだ。
 再激戦区の前線は、メッシ加入でどのような構成に変わるのか注目される。現状では右にMFアンヘル・ディ・マリア、左にFWネイマール、そして中央にFWキリアン・ムバッペとなっているが、メッシがベンチに座ることは考えにくい。サポーターが期待する“MNMトリオ”の結成となれば、やはりメッシが右サイドで起用されることになるだろうか。しかし、攻守両面でチームに貢献できるディ・マリアもスタメンから外すには惜しいだけに、前線に4人が同時起用される4-2-3-1や4-4-2も今後のオプションとなりそうだ。ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、スペイン代表FWパブロ・サラビアがバックアッパーという、相手にするには恐ろしいスカッドを擁している。
 ただし、脅威のMNMトリオも1シーズン限りの“期間限定ユニット”となる可能性は高い。エースのムバッペが残り1年となった契約延長を拒否しており、今季終了後の退団が確実だからだ。史上最強メンバーが揃う今季こそ、悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を実現させたいところだろう。


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