U-24韓国代表は25日、東京五輪のグループリーグ第2戦でルーマニアと対戦し、4-0で勝利。得失点差ながら、一気にグループ首位に浮上した。ルーマニア選手のオウンゴールで先制したなか、韓国テレビ局が不適切な字幕を出したことが波紋を呼んでいる。
 初戦でニュージーランドに敗れた韓国は、序盤から球際で激しいデュエルを展開。そして、0-0で迎えた前半27分、FWイ・ドンジュンが右サイドからゴール前へクロスを上げると、スライディングでクリアを試みたルーマニアMFマリウス・マリンのボールは無情にも自軍のネットに突き刺さり、オウンゴールとなった。
 その後、ルーマニアが退場者を出したこともあり、韓国が後半に3ゴールを奪って4-0で勝利したが、韓国紙「朝鮮日報」は「オウンゴールのルーマニアの選手にMBCが『ありがとう』の軽率字幕」との見出しで、“放送事故”を取り上げている。
 記事によれば、試合を中継した韓国テレビ局「MBC」は前半終了後、画面右上に1-0のスコアを伝える字幕が出したが、「ありがとう、マリン」という文字も添えられていたという。
「MBC」は23日の五輪開会式の中継で、ウクライナ選手団の入場行進の際に1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の写真を示して同国を紹介。インターネット上などで批判が相次ぎ、「不適切な写真を使用した」と謝罪していた。
 立て続けの不手際、なおかつ相手選手のプレーをあざ笑うかのような一件に、ファンからは「理解できないギャグ」「MBCは嘲笑ものだ」「また開会式でやらかしたヤツか?」といった声が上がっているという。


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