公式記録の気温が30.4度と、真夏並みの暑さとなった「母の日」に開催されたJ1リーグ第13節の横浜FC戦。ホーム開幕戦に次ぐ8097人のサポーターが駆けつけ、今季7試合目となるホームゲームでの初勝利を清水エスパルスのサポーターは期待していた。
 その期待に応え、風上に陣取った清水はキックオフからエンジン全開で横浜FCゴールに迫った。開始17秒、2分と立て続けにFWチアゴ・サンタナがシュートを放ち、3分にはFW鈴木唯人のスルーパスに抜け出し、相手GK市川暉記と1対1となる決定的なチャンスを迎えたMF中山克広の惜しいシュートもあった。しかし、どれもがゴールの枠には飛ばずに先制点が奪えなかった。
 その後も前半は横浜FCにシュートを1本も打たせずにゲームを支配し、CK5本、シュート9本を浴びせ圧倒的に攻め込んだが、得点にはつながらなかった。ここまで0勝2分10敗で勝ち点2の最下位。20チーム中、唯一まだ勝利がない横浜FCは、約1カ月前に下平隆宏監督を成績不振で解任し、ユース監督を務めていた早川知伸新監督で巻き返しを図ったが、その後も0勝1分3敗。ただ、ルヴァンカップは2勝1分2敗で首位に立ち、最終節を残しグループステージ突破に望みがあるなか、リーグ戦でも初勝利を目指し前節から先発8人を入れ替えて臨んできたが、その効果も見られない相手から清水は再三のチャンスを決め切ることができなかった。
「前半を0対0で折り返してしまったというのが今日勝てなかった一番の要因」とDF奥井諒は振り返った。後半13分にはその奥井のシュートのこぼれ球をチアゴ・サンタナが押し込み先制。一度はリードしたものの、その5分後に横浜FCのMF手塚康平にゴール左手前約20メートルのFKを壁の外から曲げられゴール左隅にねじ込まれてしまう。ここまでの試合では再三にわたり清水ゴールを死守してきたGK権田修一も、2枚配置した壁の人数を1枚に減らし、FWクレーベやDF韓浩康の長身選手に合わせることを警戒したが、見事にその逆を突かれて同点とされてしまった。
 この失点により「相手はより自信を持ち、我々は少し自信を失ったような印象を受けた」とミゲル・アンヘル・ロティーナ監督はチームの変化を感じ、後半30分に3人を同時交代させて雰囲気と流れを変えようとしたが、先制点を奪われた試合は10連敗中の横浜FCからその後決勝点を奪うことはできず、1-1の引き分けでまたも今シーズンのホーム初勝利は先送りとなった。


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