現地時間20日のブンデスリーガ第30節アウクスブルク戦(2-0)で2ゴールに絡む活躍を見せたフランクフルトの日本代表MF鎌田大地に対して、地元メディアからは称賛の声が相次いでいる。
 同試合にトップ下で先発した鎌田は、前半37分に右サイドからのクロスでDFマルティン・ヒンテレッガーのヘディングシュートによる先制点をお膳立てすると、後半13分には中盤で相手選手3人を引きつけてからMFセバスティアン・ローデにパスを送り、FWアンドレ・シルバによる追加点の起点を作り出した。
 選手たちの戦いぶりについて、ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」は、パフォーマンスごとに4つのグループに分類し採点。その中で鎌田をヒンテレッガーとともに最高ランクに入れて、「試合の序盤では動きが良くなくてボールに触ることもほとんどなかった。しかし、ボールを持つようになると、相手にとって非常に危険な存在になっていった。先制ゴールは鎌田のクロスボールからだった。その後はパフォーマンスがさらに良くなり、素晴らしくエレガントなパスで2点目の起点となった」と高評価を下している。
また、地元紙「hessenschau」でも、2点目のきっかけとなった後半13分の鎌田のプレーについて「鎌田が天才的なプレーによって中盤でアウクスブルクの選手たちを無力化した」と絶賛されている。
 この日の先制ゴールのアシストによって鎌田は今季のアシスト数を11とし、リーグ全体のアシストランキングではMFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン/17アシスト)、同僚のMFフィリップ・コスティッチ(12アシスト)に次いで3位タイにつけている。現在の好調を維持することができれば残り4試合でミュラーに並ぶ可能性もあることから、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保というチームとしての目標以外に鎌田の個人タイトル獲得も注目点の一つとなっていきそうだ。


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