日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でモンゴル代表と対戦し、14-0の圧勝を収めた。最前線で先発フル出場したFW大迫勇也はハットトリックを達成したなか、所属先のブレーメンは公式サイトで「日本の大爆発の中で大迫が輝いた」と見出しを打って取り上げている。
 新型コロナウイルスの影響により中断していたW杯予選は、アウェー開催ながらモンゴル側の社会情勢を考慮して異例となる日本開催、無観客試合という形で再開された。国際親善試合の韓国戦(3-0)から中4日となる試合で、森保一監督は両サイドバック(SB)の2人を変更。前半13分にMF南野拓実がゴールラッシュの口火を切る先制点を奪うと、最前線に配置された大迫がストライカーとしての実力を見せつける。
 前半23分、縦パスを受けた大迫が反転しながら右足で流し込み1点目を決めると、5-0で迎えた後半10分、CKの流れから大迫が押し込んで2点目を奪取。同23分には相手守備陣に囲まれながらのポストプレーでMF稲垣祥の代表デビュー弾をお膳立てし、12-0で迎えた後半アディショナルタイム2分に再びネットを揺らし、ハットトリックを達成した。
 3ゴール1アシストで14-0の圧勝劇の立役者となった大迫だが、所属先のブレーメンは公式サイトで「日本の大爆発の中で大迫が輝いた」と見出しを打ち、「大迫と日本代表にとって、なんと素晴らしい夜になったことか。素晴らしいパフォーマンスで、自信を手にブレーメンへと帰還すること間違いなしだ」と称賛している。
 2018年からブレーメンに在籍する大迫だが、今季は公式戦19試合の出場にとどまり、いまだノーゴールとなっている。モンゴル戦のハットトリックをきっかけに、所属クラブでの復調につなげたいところだ。


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