イタリア王者ユベントスは現地時間17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でポルトと敵地での第1戦に臨んだが1-2で敗れた。その試合のラストプレーでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが倒されたプレーについて、元イタリア代表が激論を交わしている。
 ユベントスは前半1分、後半1分にそれぞれ失点して2点ビハインドの苦境に。それでも後半37分にイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが貴重なアウェーゴールを決めて1-2と詰め寄った。
 そして後半アディショナルタイム4分が終了しようかというところで、左サイドからのクロスが相手ゴール前のファーサイドに流れたところでロナウドがボールをトラップ。そこで相手選手に足を払われる格好になったが、PKを宣告する笛は鳴らなかった。主審は耳のレシーバーに手を当ててビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と確認するジェスチャーを示したうえでノーファウルとし、そのまま試合終了の笛を吹いた。
 これについて、元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏の動画チャンネル「ボボTV」に出演した同DFアニエレ・アダーニ氏と同FWアントニオ・カッサーノ氏が激論を交わした。
 アダーニ氏は「これをファウルではないと見るには難しい。私の意見では、少なくともVARによるチェックと映像を確認することが必要だった」と、PKが与えられるべきだったと主張した。
 一方のカッサーノ氏は「CLでPKが与えられるかは、より明確なものであるかどうかが重要視される。確かに接触はあったが、その前にロナウドは体勢を崩して左足が地面に着いてしまっている」と、ノーファウルの判定を支持した。
 ユベントスは第2戦で1-0の勝利でも突破できる状況にはあるものの、試合の最後に訪れた微妙なシーンだっただけに元選手たちの間でも意見が分かれている。


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