イラン1部リーグで飛び出した、前方宙返りのような形で回転の反動と全身のバネを使う「ハンドスプリングスロー」が世界中の注目を集めている。
 話題のシーンが生まれたのは、現地時間2月14日に行われたペルシアン・ガルフ・プロリーグ第15節ペルセポリス対ペイカーンFCの一戦(1-0)だ。
 試合途中、ロングスローを得意とするペイカーンのイラン人DFネーダー・モハマディが左サイドのセンターライン付近で長め助走を取ると、地面にボールをつけ、それを起点に体ごと一回転。前方宙返りのような形となり、回転の反動と全身のバネを巧みに使うハンドスプリングスローで一気にペナルティーエリア内の味方につないであわやゴールのシーンを作った。
 英紙「ザ・サン」は、「ハーフラインからペナルティーボックスまで投げる衝撃の宙返りスローを見よ」と見出しを打ち、「なんてスローインだ」「フットボールがハッキングされた」「アクロバットすぎる」「アーセナルの選手のクロスより正確」といったツイッター上のファンの声を紹介。また、リバプールでスローイン専門コーチを務めるトーマス・グロネマーク氏も自身の公式ツイッターで「クレイジーなスローイン」と称し、その飛距離は「45~47メートル」と推察。「ピッチの大きさによっては、53~54メートルになることもある」と続けた。
 昨年12月の試合では、約30メートルの距離からハンドスプリングスローで敵陣ゴール前に放り込み、相手GKの手を弾いてネットを揺らした(記録は相手のオウンゴール)モハマディ。その名前を再び世界に轟かせることになった。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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