サウサンプトンの日本代表MF南野拓実は現地時間6日、先発出場したプレミアリーグ第23節ニューカッスル戦(2-3)で新天地デビュー弾を決めた。さらなる活躍に期待が高まるなか、英メディアはチーム内ですでに好印象を与えている状況を、同僚MFの言葉を添えて伝えている。
 南野は今季リバプールでプレミア初ゴールを記録(第14節クリスタル・パレス戦/7-0)したものの、その後は限定的な起用が続き、アピール不足に終わっていた。出場機会を求め、今冬の移籍市場でサウサンプトンへの期限付き移籍を決断。すると、新天地デビューとなったニューカッスル戦でさっそく初ゴールを奪い、周囲からの期待を一気に引き寄せた。
 今後も継続的に活躍するためには周囲とのコミュニケーションの確立が欠かせないが、チーム内ではすでに好印象を与えているようだ。英地元紙「リバプール・エコー」は、同僚のイングランド代表MFネイサン・レドモンドが地元紙「サザン・デイリー・エコー」に語った南野に対するコメントを添え、「ネイサン・レドモンドは、最近のトレーニングでリバプールからレンタル移籍してきたミナミノに非常に感銘を受けている」と綴っている。
 記事では、レドモンドが南野について「順調に馴染んでいるよ。ここ数日のトレーニングで、彼はその質の高さを見せてくれた。人間的にも本当にいい男だ。素晴らしいゴールを決めて、そのクオリティーを見せてくれた。サッカーをするためにここに来たという意味で、競争相手になってくれる」と語ったことを紹介。また同メディアは、南野がリバプールからのレンタル加入である事実を踏まえ、「現在の水準でのプレーを維持していけばアンフィールドの誰もが注目する存在になるだろう」とも指摘している。
 新天地での鮮烈デビューを受け、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督からも「特別な存在」と称された南野。チーム内での株が上昇しつつあるなか、確固たる地位を確立するためにも、今後もしっかりとアピールし続けたいところだ。
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