マウリシオ・ポチェッティーノ監督が率いるパリ・サンジェルマン(PSG)は、冬の移籍市場で指揮官の古巣であるトッテナムから、イングランド代表MFデレ・アリの獲得を諦めていないようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 イングランドで大きな期待を集めているデレ・アリだが、今シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を得られず、公式戦出場は12試合で472分、プレミアリーグではわずか4試合の出場にとどまっている。中盤の強化を目指すPSGは、これまでにもトッテナムに対してオファーを送っていたが、トッテナムは放出を望まずに過去3度のオファーを拒絶してきた。
 今月2日にPSGは、前トッテナムのポチェッティーノ監督の就任を発表。アルゼンチン人監督はデレ・アリとの再会を希望しており、PSGは4度目のオファーを送る見込みだという。
 記事によると、「デレ・アリはシーズン後半戦でより多くの出場機会を得ることを強く望んでおり、トッテナムも彼の代わりとなる選手の獲得に向けて動き始めている」として、デレ・アリの期限付き移籍での放出に向けて準備を始めたという。さらに「契約が3年間残っているため、アリの期限付き移籍には完全移籍のオプションは付けない。それでもEURO2020出場に向けてギャレス・サウスゲイト監督のチームに戻る可能性が高まる」と、選手にとってもメリットがあると伝えている。
 移籍市場が閉まるまで1週間を切ったなかで、イングランド代表MFを巡る交渉は決着を見るのか注目が集まる。
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