J1北海道コンサドーレ札幌の元イングランド代表FWジェイが、日本の文化が自身に及ぼした影響について語った。Jリーグで6シーズンを戦い抜いたストライカーは、今の環境がメンタル面の改善に役立ち、自らを成長させたことを指摘している。
 現在38歳のジェイは名門アーセナルの下部組織で育ち、イングランドの複数クラブに加え、イタリアのペルージャでもプレー。2014年にタイのムアントン・ユナイテッドに移籍すると、翌年にジュビロ磐田へ加入した。1年目からJ2リーグ戦32試合20得点を記録してJ1昇格に貢献すると、2017年途中から札幌に加入し、昨季で在籍4年目となった。
 そんななか、Jリーグで通算6シーズンを過ごしてきた助っ人FWは、米メディア「The Athletic」に対し日本の文化がいかに自分の成長に役立ったかを語っている。「ジェイ・ボスロイド:日本は僕を落ち着かせてくれた。以前の僕は気性が荒くて態度が悪かった」との見出しが打たれた記事で、ジェイは日本でのキャリアを過ごすなかで、とりわけメンタル面の変化を感じていることを、同メディアに対して明かした。
「日本に来たことによって、私を落ち着かせてくれました。若い頃は気性が荒く、怒りっぽく、態度に問題があることでよく知られていましたが、ここに来て、口を閉ざすこと、人によって異なる意見があることを受け入れること、物事がいつも自分の思い通りにはいかないと受け入れることを教えてくれました。素晴らしい経験でした」
 ジェイはこれまでも「日本は美しい国。素晴らしい都市があり、人々が素晴らしく、とても清潔で安全だ。ビーチで休暇を過ごすことができる素敵な島もある」と、アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトのインタビューで語ったように、日本の文化に魅了されている助っ人選手の1人。自身が指摘するように、かつては素行不良が目立つ”悪童”としても名を知らしめていただけに、異国の地でのキャリアは自身にとって大きな財産になっているようだ。
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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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