今年39歳を迎えたミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間22日のナポリ戦(3-1)で負傷交代したものの、セリエAで6試合10得点を叩き出しており、今がキャリア最盛期とも呼べる活躍を披露している。膝の大怪我を乗り越え、トップコンディションを維持する秘訣はグラム単位で徹底された食事管理や格闘技にあるようだ。英紙「デイリー・メール」が報じた。
 イブラヒモビッチは今年10月に39歳を迎えたが、昨季復帰したミランで健在ぶりを示している。今季は新型コロナウイルス感染での離脱がありながらも、6試合出場10得点で得点ランキングトップに立ち、6勝2分の無敗で首位を走るチームを力強く牽引している。
 マンチェスター・ユナイテッド時代の2017年には右膝前十字じん帯損傷の大怪我を負ったが、約7カ月という驚異的なスピードで復帰を果たした。
 この年齢まで強靭なフィジカルやパフォーマンスを維持しているその秘訣の一つは、徹底された食事管理にあるようだ。カルチャー誌「GQ」イタリア版によると、イブラヒモビッチは自身が口にするものはすべてグラム単位で計測し、管理しているという。
 よく食べるものは鶏肉などの白身肉やブレザオラ(塩漬けの肉)、生野菜。反対に冷凍食品やアイスクリーム、イタリア料理の代表的なパスタ類は一切食べず、必要な炭水化物は主に穀物類から摂取しているという。
 イブラヒモビッチはこうした食事制限をユベントス時代から徹底してきたが、過去にはクラブのシェフと対立したこともあったという。2012年から18年まで所属していたパリ・サンジェルマンでは、練習場に新鮮な果物や野菜がないことを理由にシェフとの口論に。シェフは予算的に余裕がないと主張したものの、イブラヒモビッチにその言い訳は通用せず、地元の食品市場へ買い出しに行くことになったとのエピソードも紹介されている。
 そして、もう一つの秘訣は格闘技を取り入れたトレーニングだ。ジムでのワークを好まないイブラヒモビッチは、テコンドーの専門家であるニルソン・ダマセナ氏の下でトレーニングやコンディショニングを行っている。ジムで筋肉を増やすよりも、テコンドーで筋肉の柔軟性を高める方法が年齢的にも合っていると感じているという。
 大怪我やコロナ感染も乗り越え、39歳でも衰え知らずのパフォーマンスを見せられる背景には、徹底した食生活と格闘技を取り入れたトレーニングがあったようだ。
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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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