日本代表MF久保建英(ビジャレアル)は、現地時間17日に行われたメキシコ代表との国際親善試合(0-2)で途中出場した。限られた出場時間のなかで見せ場を作れずに終わったが、高い技術を持つ19歳MFに対する期待値は高いようだ。FIFAワールドカップ(W杯)公式インスタグラムは、将来的に活躍が期待できそうな次世代のスター選手として、久保をピックアップしている。
 名門バルセロナの下部組織で研磨を積んだ久保は、2019年夏にFC東京からレアル・マドリードに完全移籍。そのシーズンの開幕直後にマジョルカに1年間の期限付きで移籍すると、リーグ戦35試合4得点4アシストと存在感を示した。今シーズンは昨季リーガで5位に入ったビジャレアルへ期限付き移籍し、ここまではレギュラー獲得には至っていないものの、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では3試合すべてに先発し、1得点3アシストを記録するなど実力の片鱗を示している。
 有望株としての評価は、スイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」が発表した「2000年代生まれの世界で最も価値のある選手」のトップ15人にランクインした事実からもうかがえるが、FIFAも久保の将来性に期待を寄せている。W杯公式インスタグラムでは、「#WorldCup’s #NextGen(「次世代の」という形容詞)」と記し、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)やスペイン代表FWアンス・ファティ(バルセロナ)といった若手スターを紹介しているなかで、最新版では久保がピックアップされている。
「『日本のメッシ』『キャプテン翼』と呼ばれている以上、期待すべきなのはみんな分かっている!」と記された投稿には、久保のイラスト画像が添えられており、「技術、ビジョン、テクニック、ドリブル、ゴールへの目を日本の新世代にもたらす」と、その才能の高さを綴った。
 日本代表として臨んだ11月の欧州遠征では、目立った活躍を見せられなかった久保。それでも、将来性豊かな選手の1人として注目されている事実は変わらないようだ。


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掲載元:Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブFootball ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
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