リバプールは現地時間10月31日、プレミアリーグ第7節でウェストハムと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。英メディアは、終盤の決勝点を生み出したスイス代表MFジェルダン・シャキリの絶妙な“股抜きスルーパス”に「信じられないパスを創出」と驚きを示している。
 昨季30年ぶりのリーグ優勝を達成したリバプールだったが、17日に行われた第5節エバートン戦(2-2)では、守備の要として不動の地位を築くオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが右膝前十字靭帯損傷の重傷を負うアクシデントが発生。シーズン序盤にして正念場を迎えている。
 ホームに迎えたウェストハム戦も、前半10分に先制点を与えてしまう。同42分にエジプト代表FWモハメド・サラーがPKで同点とするも、その後は攻めあぐねる展開が続く。しかし、後半25分にシャキリとポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが投入されると、リバプールのギアが上がる。
 後半32分、ジョッタがこぼれ球を押し込んでネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、直前のセネガル代表FWサディオ・マネのプレーがファウルと見なされゴールは取り消しに。それでも同40分、途中出場組の2人がチームを救う決勝弾を生み出す。
 右サイドからイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが同MFジョーダン・ヘンダーソンへとつなぎ、シャキリへとパスを送る。シャキリはペナルティーエリア内に走り込むジョッタを確認すると、相手DFの股を通すスルーパスを供給。最後はボールを受けたジョッタが相手GKとの1対1を制した。
 相手の守備網を完全に打開する一撃必殺の“股抜きスルーパス”に、英メディア「GIVE ME SPORT」は「シャキリが信じられないパスを創出した」と見出しを打って注目。決勝弾の場面について「リバプールに勝ち点3をもたらすべく、シャキリが度肝を抜くスルーパスを提供した」と説明している。昨季優勝したこともあり、リバプールの主力組には対戦相手も徹底的な対策を施してきているだけに、ジョッタやシャキリといったスーパーサブ勢の躍動が連覇の鍵を握りそうだ。


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