バルセロナは、現地時間10月31日のリーガ・エスパニョーラ第8節アラベス戦で1-1のドローに終わった。先制点を許したなか、後半に追いついて敵地で勝ち点1を手にしたが、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退場に値するシーンがあったとスペイン紙が指摘している。
 アラベスに先手を取られたバルセロナは、後半18分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが今季リーグ戦初ゴールを決めて同点。その後、勝ち越すことはできず、敵地で勝ち点1獲得にとどまった。
 そのなかで、スペイン紙「マルカ」は「メッシは審判にボールを蹴ったため、退場させられるべきだった」との見出しで試合中のあるワンシーンにフォーカスした。
 前半39分、敵陣ペナルティーエリア手前でスペイン代表FWアンス・ファティから縦パスを受けたメッシがカットインを仕掛けようとしたが、アラベスDFフロリアン・ルジューヌの激しいチャージでボールロスト。相手に腕を掴まれているようにも見えるが、ファウルは吹かれずにプレーは流れた。
 直後にプレーが途切れてバルセロナボールとなった瞬間、メッシはアレハンドロ・エルナンデス主審に詰め寄り、両手を広げて判定に抗議。フラストレーションを吐き出すように、転がってきたボール左足で蹴り飛ばした。この行為に対して、イエローカードが出されたが、記事では一発退場となっても不思議ではなかったと言及している。
「バルセロナは前半に10人になる可能性があった。リオネル・メッシはフラストレーションを溜め、アレハンドロ・エルナンデス主審にボールを蹴り、退場させられた可能性がある。イエローカードが提示されたが、マルカ紙のレフェリング専門家フアン・アンドゥハル・オリバー氏はレッドカードであるべきだったとしている。『ボールが主審に当たっていなかったとしても、メッシは退場させられるべきだった。彼は主審を威嚇したかった。そして、それは一発レッドに値する』と述べた」
 試合を通してもノーゴールに終わったメッシ。今季はリーグ戦6試合で1得点にとどまり、チームも暫定12位と波に乗れておらず、フラストレーションが蓄積しているのかもしれない。


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