AFC(アジアサッカー連盟)が海外で活躍したアジア人選手を特集した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)も始まったなかで、攻守に目立ったアジア人選手を、週間ベストプレーヤーとしてAFCがピックアップしている。日本人選手からはELグループステージ第1節スィヴァススポル戦(5-3)で今季公式戦初ゴールを含む1得点2アシストの活躍を見せたMF久保建英(ビジャレアル)が候補者に選出された。
 久保はホームのEL初戦で移籍後初めて先発起用された。4-2-3-1のトップ下に入ると、前半13分にナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼのシュートのこぼれ球に反応し、左足で決めてビジャレアルでの公式戦初ゴールを奪った。さらに同20分、久保は敵陣ペナルティーエリア手前で右サイドからのパスを受け、左足アウトサイドでFWカルロス・バッカへ絶妙なラストパス。これをバッカが右足でゴールへ叩き込み、移籍後初アシストがついた。
 2-2で折り返した後半12分には左CKのキッカーを務めると、左足でアウトスイングの鋭いクロスを供給。これをDFフアン・フォイスがヘディングシュートで合わせ、久保がこの日2アシスト目を挙げた。フル出場を果たした久保は3ゴールに絡み、5-3の白星スタートに大きく貢献した。
 この活躍を受け、AFCは久保を週間ベストプレーヤー候補に選出し、絶賛している。
「日本のワンダーキッドはレンタルクラブのビジャレアルでELの鮮烈なデビューを果たし、最終的には5-3で勝利した一戦で3得点に絡んだ。クボの卓越したパフォーマンスと欧州の大会での初ゴールによりELのベストイレブンにノミネートされた。これは、才能ある19歳が多くの栄誉を得るための第一歩の可能性がある」
 ほかには、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンやスラヴィア・プラハのFWアブドゥラ・ユスフ・ヘラル、バンクーバー・ホワイトキャップスのDFアリ・アドナン、セルティックのオーストラリア代表FWトム・ロギッチらが選ばれるなか、久保の活躍はアジアの舞台から見ても目立ったようだ。


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